はじめに 以下の記事で、zshのグローバルエイリアス(alias -g)の代わりに、vimのiabっぽい略語展開をする方法が紹介されています。 zshの個人的に便利だと思った機能(suffix alias、略語展開) [zsh]vimのiabのよう略語展開 examples:zleiab [ZshWiki] 実際設定してみてむちゃくちゃ便利だったんですが(どう便利なのかは上の紹介を読んでみてください)、以下の点がちょっと不満になってしまいました。 Spaceを押さずにEnterを押しちゃった場合に、略語が展開されない。(まぁ、これはalias -gで同じ定義をしたらよいのですが。) 展開する文字列を実行時に決定したい。(alias -g B="\$(git symbolic-ref --short HEAD)"って定義すると、Bが現在のブランチ名に展開される、みたいなことがしたかった。)
zshのターミナルに今いるパスのリポジトリの情報を表示してみることにします。最終目標はこんな感じ。 ブランチ名を表示 全てコミットされてきれいな状態であれば緑色 addされていないファイルがあれば+マークをつけて赤色 commitされていないファイルがあれば!マークをつけて黄色 ちなみにこの記事に書いてあることは zsh のバージョンが 4.3.10 以上に限って有効です。 さて、これを実現するには vcs_info というものを使います。以下のような記述を ~/.zshrc に追加します。 # この行は現在のパスを表示する設定です。ブランチを表示して色をつける設定とは関係ありません RPROMPT="%{${fg[blue]}%}[%~]%{${reset_color}%}" autoload -Uz vcs_info setopt prompt_subst zstyle ':vcs_i
最近、zsh + Vim + tmux でコマンドラインライフを過ごしている方も多くなってきたように思う。その豊かな CLI ライフを支えているのは数多くの優れたプラグインであることには間違いない(もちろんプラグインを使わない派閥も一定数いるでしょう)。 今回はとりわけ zsh に絞って有用であるプラグインを紹介していく。 zsh のプラグイン プラグインマネージャ まずは管理の要となるプラグインマネージャだろう。 今イチオシなのは zplug(neobundle + vim-plug の zsh 版)なのだが定番である Antigen も一応挙げておく。 zplug - A next-generation plugin manager for zsh Antigen - A plugin manager for zsh, inspired by oh-my-zsh and vundle.
オペレーティングシステムは、コンピュータのハードウェア管理、ファイル管理、データの入出力と管理、アプリケーションプログラムやユーティリティの実行、ユーザーとの対話などを効率的に行うための制御・処理プログラムの基本セットです。
zshのmanページを読んで解説しようという企画の2回目です。manページを読んで大事なところを紹介したり解説したりします。 今回は、man zshroadmap(1)を読みます。ここにはzshの代表的な機能の紹介と、詳細を知りたいときにどのmanページを読めばよいのかが書かれています。zshを使い始めたけど何が便利なのかが分からないという人は、このページをとっかかりにしてよさそうな機能を探してみるとはかどるでしょう。 それでは、さっそく読んでいきましょう。 WHEN THE SHELL STARTS(シェルの起動処理) zshは起動時に色々なファイルを読み込みます。これらのファイルは設定をカスタマイズするためにあります。man zsh(1)の「Startup/Shutdown Files」の節に詳細が書いてあります。 INTERACTIVE USE(対話的な使いかた) シェルを対話的に操
zshのmanページを読んで解説しようという企画の第一回目です。manページを読んで大事なところを紹介したり解説したりします。 今回は一番基本のページ、man zsh(1)を読みます。ここにはzshの概要とWebサイトや公式ドキュメントの場所などが書かれています。それでは、実際に中を見て行きましょう。 OVERVIEW(要約) まずここで、zshのmanページ一覧と、それぞれ何のページなのかが1行で簡単に書かれています。調べたいことがあってどのmanページを読めばよいのか分からなくなったときは、ここを見るとよいです。 AVAILABILITY(入手場所) zshのソースコードをダウンロードするためのFTP、ウェブサイトURLが書いてあります。あと、ソースコード リポジトリが紹介されています。リポジトリはhttp://sourceforge.net/projects/zsh/にあって、CVS
さて、われわれは毎日シェルを使っているわけですが、みなさんはどうやって今のシェルを選んだのでしょうか。 初期設定のままとか、なんとなくとかいう理由の人もいるでしょう。逆に、色々とシェルを渡り歩いて今の結果に行き着いたという人もいるでしょう。 僕の場合、初めはbashを使っていました。どのシェルを使ってもだいたい同じことができるだろうという考えのもと、普通にデフォルトのログインシェルを使っていました。特に困ることもなく、使いこなすということもなく、なんとなく使っていました。 ある日、他の人が使っているtcshの設定ファイルを見る機会がありました。確かそのときの職場に伝わっていた秘伝のtcshrcだったと思います。それはaliasやらなんやら激しくカスタマイズされていました。「おお、こういう世界もあるのか」と、感心しました。 しかし、それを真似しようと調べてみたところ、どうやらtcshには欠陥
antigen ですよね、やっぱり。最近は antigen の軽量バージョンである zgen もアツいようです。 僕も同様に、最初は antigen 使っていたんですが、まずプラグインの読み込みが遅い(tmux でペインを頻繁に開いたりする身からするとローディングが遅いのはツライ)のと、antigen 自体の機能が貧弱で困ってました。例えば、antigen はプラグインしか管理してくれませんよね。コマンドも管理しようとすると一工夫するしかありません(例: b4b4r07/http_code)。それに、fzf や jq など CLI ツールとしては有用でもコンパイルする必要があるものの管理は不可能でした。 zplug すべての要望に応えるプラグインマネージャをスクラッチから作っています。 b4b4r07/zplug 並列インストール(擬似マルチスレッド) ブランチ/タグ指定 コマンド管理(言
zshでGitのステータス情報をプロンプトに表示するにはvcs_infoを使う方法が一般的ですが、vcs_infoで得られる情報には限りがあります。そこで、git statusを使ってプロンプトを表示する方法を調べてみました。なお、OS XのGit 2.3.2で確認しています。 git statusで得られる情報 git status --porcelain --branch を実行するとブランチ、ワーキングツリー、インデックスの状態が得られます。--porcelainを付けることで機械処理に適したフォーマットが得られます。このコマンドの実行結果は下記の2つの部分で構成されます。 ローカルブランチの状態(1行目) ローカルブランチの状態 表示 リモートブランチと同期している ## master...origin/master リモートブランチより古い ## master...origin/
複数のサーバが関わっている環境では、ホストに人間が分かる名前を関連付けなければ運用がスケールしなくなるものです。その名前はホスト名だったり、ロールやタグのようなものだったりすると思いますが、仮にホスト名を利用するなら、DNS を用いて名前とホスト(の IP アドレス)の対応をつけるようなこともできるでしょう。DNS が利用できない場合は、/etc/hosts に書くというようなのもありですね。 しかしホスト名を直接利用した運用というのは意外と難儀なところがあって、とくに自分のように普段サーバを扱った作業をあまりしないアプリケーションエンジニアなどは、「前に接続したことあるあのホストは何だっけ……」といううろ覚え状態に弱い。名前の一部は覚えているわけなので、シェルの履歴を検索すればなんとかなるのですが、一度も接続したことがなければ目当てのホストを探し出すことはできません(この、接続したことが
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