ゲームが売れる、売れないの話をする時、エンターテイメントの業界ですから、どうしてもキラーコンテンツ、ということで作品の中身の話になりがちです。それはそれで正しいと言えます。特にハードが発売された初期に大きく普及が進むかどうかは、コンテンツの質に大きく依存します。しかし、ある程度月日が経っていくと、コンテンツだけでは解決できない状況というものも存在するようになります。 北米では根強い人気を持ち、2010年11月に発売されたKinectで勢いを増しつつある感もあるXbox 360ですが、日本においては、ゲームの質だけでは改善できないような状況に遭遇しています。面白いゲームが少し話題にのぼっても、たいして数が出る前に売り切れて、店頭から商品がなくなり、そこで止まってしまいます。 当たり前の話ですが、商品というものは棚に並んで初めて売れます。棚に並んでいなければ売れるわけがありません。購入動機の強