ソニーが不動産事業に参入することが24日、わかった。IT(情報技術)を活用し、個人向け不動産の売買仲介や法人向けコンサルティングなどを行う。ソニーはテレビなどエレクトロニクス事業の不振が続き、成長事業の育成が急務になっている。今月、新規事業の創出に取り組む専門組織を社内に設置。不動産業が第1弾になる。 すでに全額出資で「ソニー不動産」を設立した。少人数の社員でスタートし、8月1日に営業を始める予定だ。利用者の将来設計や資産を元に最適な物件を割り出すなど、ITを使って低コストのサービスを提供する。3年後に株式公開し、5年後に売上高を500億円にする目標だ。 ソニーは今月、社内に新規事業創出部を設立した。社員のアイデアや埋もれている技術を集め、事業化に向けた助言や審査などを行う。輸入代行サイト「バイマ」を運営するエニグモの幹部など外部の専門家にもアドバイスしてもらう。 これまでも社員の発