スマートフォンの普及により、PCなどの機器にも広がりつつあるのが各種の「センサー」だ。ここで言うセンサーとは、周囲の明るさや地磁気の方向など、周囲の情報を取り込むためのデバイス一般を指す。PCでは、プロセッサやマザーボードの温度管理などに使われてきた。しかし、スマートフォンでは、デバイス管理のためだけでなく、周囲の状況を把握して動作を変更するために使われている。 例えば初期には周囲の明るさを検出して、バックライトの明るさを調整するようなケースが多かった。こうした場合、センサーはバックライトを制御する回路の一部となっていることが多く、メインプロセッサからアクセスすることができないため、デバイスが環境情報を得るためには利用できなかった。 しかし、最近のデバイスでは、本体が横向きになると画面の向きを切り替えたり、スマートフォンで通話する際にタッチパネルを無効にしてバックライトを消したり、といった