野田改造内閣が発足し、大間原発の建設再開が報じられ、沖縄の人々の反対を押し切ってオスプレイが普天間飛行場に配備された。 そんな状況の中、埋もれてしまいそうなので、書いておきたいことがある。 それは、生活保護制度が大きく変えられようとしているということだ。 9月28日、厚生労働省が生活保護制度を見直すたたき台を示したのだ。厚労省は、「生活支援戦略」として来年の法案化を目指している。 ということで、その内容が大問題だ。 強調したいのは、「扶養困難な理由の説明義務づけ」。 やっぱり来たか・・・、という感じである。 今年5月、お笑い芸人の河本準一氏の家族が生活保護を受給していたことが報道されたのをきっかけに生活保護バッシングの嵐が吹き荒れたわけだが、まさにあのバッシングを最大限利用するような形で、今回、たたき台に盛り込まれた。 ちなみにあのケースが不正受給にあたるかあたらないかが大きな議論となった