海南省(かいなんしょう、中国語:海南省、拼音:Hǎinán Shěng、英語:Hainan)は、中華人民共和国最南部の省。海南島と付属の島嶼からなる。省都は海口市。 地理 海南島のビーチ 保亭リー族ミャオ族自治県の山岳地帯 中国広東省雷州半島の南に位置する海南島と南シナ海の西沙諸島、南沙諸島、中沙諸島からなる。海南島以外の所属については近隣諸国との領土問題がある。西はトンキン湾を隔ててベトナムとなる。 海南島の北部は亜熱帯、南部は熱帯に属し、バナナ、ココヤシ、コショウなどの熱帯作物の栽培が盛んである。熱帯に属する三亜市周辺の海岸は、年中海水浴に適した気候であり、俗に『中国のハワイ』ともいわれ、海浜リゾートを中心とした観光業が盛んである。瓊海市にあるリゾート地ボアオ(博鰲)では2001年以降、毎年ボアオ・アジア・フォーラムが開催されている。 歴史 古くから珠崖と呼ばれ、三国・呉の時代に珠崖郡