9月10日、インド南部タミルナド州で原発の稼働に反対するデモ隊に警官隊が発砲し、1人が死亡した。写真はデモ参加者を立たせようとする警察官(2012年 ロイター)
原子力発電を推進しているインドで、10日、原発の稼働に反対する住民と警官が衝突して死者が出る事態となり、原発を巡って政府と住民の対立が深まることも予想されます。 衝突があったのは、インド南部タミルナド州にあるクダンクラム原子力発電所の近くで、9日、原発の稼働に反対する数千人の住民がデモ行進していたところ、これを制止しようとした警官隊と衝突し、双方にけが人がでました。 さらに、この衝突に抗議するため、クダンクラムから北に40キロほど離れたトゥティコリン地区で、住民350人余りが棒などを持って地元の警察署に詰めかけ、警官が発砲して住民1人が死亡したということです。 クダンクラム原発は、去年の秋に稼働する予定でしたが、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて住民の反対運動が広がり、稼働の開始が遅れています。 インド政府は、経済成長に伴う電力需要の増加に対応するため原子力発電を推進し、クダンクラ
計画当初から反対運動は行われていたが、2001年に地元出身の元大学教授ウダヤ・クマール氏らによるNGO団体、PMANE(People's Movement Against Nuclear Energy)が設立されることにより更に活性化した。特に2011年の福島第一原子力発電所事故以降に1号機が試験運転を行ったことでより多くの住民が運動に参加した。 8月以降連日1万人以上が参加し、津波と地震に対する安全性評価や、環境影響評価の開示などを求めて、集会、デモ行進、女性たちの道路封鎖、無期限ハンストなどが行われた。[7]9月22日、ジャヤラリター州首相は「住民の合意があるまで稼働させない」と表明し、シン首相に原発稼働断念を求めた。[8] しかし、2012年3月19日州首相は方向転換を発表し、稼働を許可[9]、原発周辺地域を武装警官隊で封鎖し、物資の搬入を禁止、メディアの報道規制も行われた上、PMA
20,000 Villagers Occupy Koodankulam Nuclear Power Plant By Joseph John Sunder 09 September, 2012 Countercurrents.org More than 20,000 villagers have put the Koodankulam nuclear power plant under siege to protest fuel loading in preparation for the commissioning of the plant. More than 4000 police personnel, inclduing Rapid Action Force (RAF), are deployed around the plant. People are camping in fr
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