宮城県にある東北電力、女川原子力発電所1号機で、点検のために動いていた非常用の発電機が、自動停止するトラブルがありました。 東北電力が原因を調べていますが、このトラブルで停止中の原子炉などに影響はないということです。 東北電力によりますと、14日午後0時半ごろ、女川原発1号機で、非常用のディーゼル発電機を点検のために動かしていたところ、出力を下げる途中で突然、安全装置が働き自動で止まりました。 非常用ディーゼル発電機は、外部電源を失った際、原子炉を冷却するポンプなどを動かす重要な設備で、東北電力は、おととし4月、青森県の東通原発で起きた3台ある発電機がすべて使えなくなるトラブルを受けて、女川原発でも、原子炉ごとに常に2台が使えることを保安規定で定めています。 女川原発1号機では使うことができる3台のうち、別の1台も点検中だったことから、東北電力は「保安規定を逸脱した」として国の原子力規制委