かって日本には、政府と国民が殴ったり殴られたりしていた時代がありました。こういう時代は明治一桁くらいから始まって、二十年代くらいまで続いてた。どういう雰囲気だったかといういと、次みたいな雰囲気です。 これは政治活動について書いた本の目次なんですけど、どう見てもヤクザの抗争です。とにかく日本にも、国の偉い人がマジ俺らフランス革命超えそうじゃね? とか心配した時代があったのです。 こういう時代だと新聞っていうのは、とても重用な存在です。政府としては、政府の良いところを新聞に書いて欲しい。だけど新聞を読むのは国民です。新聞なんてものは儲かりゃなんでもいいんですから、国民が喜ぶように政府の悪口を書く。 これでは困ってしまいますので、政府は悪口書いた奴をメチャ怒る。どの程度で怒るかというと『政府は人民の政府にして君主の政府にあらず』『国事犯は賊にあらず』とかの悪口でもメチャ怒る。書いた奴は牢屋に入れ