米ブラウン大学とサイレント・スプリング研究所は2022年12月23日、安価で組み立てが簡単なコルシ・ローゼンタール(Corsi-Rosenthal)・ボックスが、室内で空気汚染物質を減らすのに役立つことを確認できたと発表した。 コルシ・ローゼンタール・ボックスは、MERV-13フィルター4枚、ダクトテープ、20インチのボックスファン、ダンボール箱といったホームセンターで手に入る材料で簡単に作ることができる。 同ボックスを2022年2~3月に、ブラウン大学公衆衛生学部の17室に設置したところ、複数の有機フッ素化合物(PFAS)を40~60%、フタル酸エステルを30~60%ほど低下させた。 ブラウン大学のJoseph Braun准教授によると、PFASとフタル酸エステルは、ぜんそく、ワクチン反応の低下、出生時体重の減少、子どもの脳の発達の変化、代謝の変化、一部のがんなど、さまざまな健康問題に関