【11月25日 AFP】米カリフォルニア州で死刑囚や凶悪犯を含む受刑者ら約2万人が、新型コロナウイルス関連の失業給付金を受け取っていたと、検察当局が24日、明らかにした。確認されただけでも、総額1億4000万ドル(約146億円)に上り、米国史上最大級の詐欺事件だという。 同州サクラメント(Sacramento)郡のアン・マリー・シューバート(Anne Marie Schubert)地方検事は会見で、刑務所内から新型ウイルス関連の失業給付金の違法な申請があったと報告を受け調べたところ、受刑者の名前を使用した申請が多数見つかったと述べた。 すでに約2万人の受刑者に計1億4000万ドルが支払われたことが確認されているが、これは3月から8月までの州刑事施設の記録に基づいた「速報値」であり、実際の被害額は何倍にもなる可能性がある。 このうち計42万ドル(約4400万円)以上が、約130人の死刑囚に支