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絶対に発火しない電池実現へ――消火機能を備えた高性能有機電解液を、東京大学大学院などの研究グループが開発した。「電池の中に大量にあった燃料がすべて消火液に置き換るようなもの」であり、「従来、解決不可能なジレンマとされてきた2次電池の高エネルギー密度化・大型化と高度な安全性の確保の両立が可能になる」としている。 リチウムイオン電池には可燃性の有機電解液が含まれており、発火・爆発事故が多く報告されている。より高エネルギー密度・大型な2次電池も求められているが、発火リスクをさらに高めることになるため、発火を防ぐ新たな安全対策が求められてきた。 今回開発した電解液は、難燃性の有機溶媒と電解質塩のみでできており、引火点を持たない。さらに、温度が200度以上に上昇すると、蒸気が発生・拡散。この蒸気は消火剤になることから、発火リスクを広範囲・積極的に低減できるという。 電解液成分として必須とされてきた可
オランダのアイントホーフェン工科大学がギ酸(蟻酸)を利用して走るバスの開発を2016年から進めている。同大学の学生チーム「Team Fast」は2017年7月6日、ギ酸を電気に変える装置を装備した小型トレーラー「REX」を連結した電気バスの試作モデルを披露した。 Team Fastは、ギ酸からつくった燃料を「Hydrozine」と命名。REXの中で、Hydrozineは水素と二酸化炭素に分解され、水素がバスを動かす電気を生む。分解時に生じる二酸化炭素は生産過程で利用されるので、二酸化炭素排出量は実質ゼロだ。 Hydrozineは通常のバッテリーと比較して、エネルギー密度は4倍になる。さらに高圧タンクが必要な水素エネルギーに比べ、安全でコストも掛からないという。また液体の状態で運用できるので、わずかな修正を加えるだけで燃料供給用の既存インフラを利用できると見込んでいる。
電力を「圧縮空気」で蓄電するシステム稼働、静岡県で再エネの出力変動対策に:自然エネルギー(1/2 ページ) 再生可能エネルギーで発電した電力を、圧縮空気として“蓄電”するという新しいシステムの実証が静岡県で始まった。NEDOプロジェクトとして早稲田大学、エネルギー総合工学研究所が実施するもので、再生可能エネルギーの新しい出力変動対策として期待がかかる。 再生可能エネルギーの導入拡大に伴う出力変動対策として、大規模な蓄電システムを運用する技術開発が進んでいる。大型のリチウムイオン電池システムなどを活用するのが一般的だが、新しい技術として「圧縮空気」を活用した蓄電システムの実証運用が静岡県賀茂郡河津町で始まった。希少金属や有害物質を使用せず、空気と水しか排出しないというクリーンなシステムだ。 実証に取り組むのは早稲田大学、エネルギー総合工学研究所だ。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO
ハーバー・ボッシュ法というのをご存知だろうか?水素と窒素を反応させ、アンモニアを作る化学的技法である。アンモニアを何にするかというと、主には肥料を作る。「空気からパンを作る技術」とも呼ばれ、これが登場したことにより人類の歴史が新たなステージに到達したとさえ言われる、史上に最も重要な発明の一つだ。1906年の登場から長く現役だったのだが、効率的にこれを超えるかもしれない新たなアンモニア合成技法が、東京大学と九州大学によって開発されたという。 ハーバー・ボッシュ法では、鉄などを主体とした合成触媒を用いる。新たな技法では、モリブデン窒素錯体を用いる。このモリブデン窒素錯体というのは自然に存在するようなものではなく、今回の研究のために新たに分子構造から設計したものであるという。窒素をアンモニアに変換する反応を引き起こすのに適したPCPピンサー配位子を持つ。常温・常圧下で驚異的な効率のアンモニア合成
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