7年間お世話になった賃貸マンションから退去した。引っ越しのあれこれをなんとか乗り越え、あとは旧居の鍵を返却するだけとなった。 退去立ち会いの当日、部屋の中で突然不動産屋が顔をしかめてこう言った。 「……タバコ吸ってましたか?」 一ミリも心あたりがないので、即刻「1本も吸っていません」「来訪者にも吸わせていません」と抗議したが、1ヶ月後に不動産屋から届いた書面には請求額として「19万9874円」という文字が並んでいた。敷金と家賃の日割返還額は1円も残らず、逆に差額9万円余りを不動産屋に振り込め、というのだ。 あり得ない。絶対に減額させて敷金を取り返してやる。 以下はその戦いの記録である。もし同じように敷金返還時のトラブルに遭っている人の参考になれば幸いだ。 まず相談 賃貸ホットライン 消費生活相談センター 法律相談センター 基礎知識の復習 内訳の精査 返還要求の送り方 結果 最後にアドバイス