月の観測と言えば、ここ数年は撮影に主眼を置いておりました。月の地形を見るのは、カメラのモニタかパソコンのモニタで見るのがほとんど…。それでもシーイングが良い時には撮影後に望遠鏡をのぞいたりします。やはり眼視は良いですね!モニタ画面で見るように黒潰れしたり白飛びしたりザラついたりすることなく、とても美しく見えます。特に欠け際の光と影のコントラストは眼視ならでは。暗いところから明るいところまで幅広くカバーする肉眼のすばらしさをあらためて感じます。月面の写真やビデオを撮っても望遠鏡をのぞくことで得られる感動はなかなか再現ができません。 本心では、眼視でじっくり時間をかけて月の地形を楽しみたいと思っているんです。でも、なかなか踏み切れない理由がありました。 天文台の内部/いろんなものが置いてあります 一つは姿勢のつらさ。私の狭い天文台には防湿庫や棚、除湿器、コタツまで置いてあるので身体の置き場に制