VMwareは、仮想環境の管理製品「VMware vCenter Server」に複数の脆弱性が明らかになったとしてセキュリティアップデートをリリースした。影響が大きく、回避策もないことからサポートが終了した一部バージョンに対してもパッチを用意している。 同製品において「DCE/RPCプロトコル」の実装に問題があり、域外メモリへの書き込みが生じる脆弱性「CVE-2023-34048」が明らかとなったもの。同製品へアクセスが可能な場合、リモートよりコードを実行されるおそれがある。 共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。同社では同脆弱性の回避策について調査したが、実行は不可能だと判断した。 あわせて情報漏洩が生じるおそれがある脆弱性「CVE-2023-34056」が明らかと