飲食店が生食用の食肉を客に出す場合、食中毒のリスクがあり、子どもや高齢者は控えるようメニューなどに記載することが義務化される見通しとなった。 消費者庁が6日、内閣府の消費者委員会食品表示部会に試案を提示し、大筋で了承された。食品衛生法の表示基準を新たに策定し、今年10月から施行する方針。 表示の対象となるのは、レバーなどの内臓を含めたすべての食肉。「たたき」も含まれる。小売店が生食用の食肉を販売する場合も、同様の注意喚起をラベルなどへ表示することを義務づける。
■「近ごろ気になること」を書きとめました 「食生活」や「健康・医療」に関して、「近ごろ気になったこと」を書きとめました。「健康情報」ページとは異なり、執筆者(最下段に示す)の意見が反映されています。 今こそ「消費者力」を見せるとき ●食品の安全性が損なわれているわけではない 地震と津波に襲われて非常事態に陥った福島原発から漏出した放射線の影響が、福島県産、茨城県産、栃木県産、群馬県産の野菜や果物などに影響を及ぼし始めた。平成23年3月23日、菅総理大臣は福島県知事と茨城県知事に対して、野菜類の出荷制限ならびに、摂取制限を指示した。「健康に害のあるレベルではないが、念のため、早めに手を打った」ということらしいので、この指示は国民に安心を与えるため、パニック状態を招かないため、風評被害を防ぐため等々を目的として行なわれたと理解したい。 しかし、この発表を受けて、首都圏は大きな混乱に陥った。 私
ちょっと気になった記事の伝え方。 家畜飼料にダイオキシン=農場1000カ所閉鎖―ドイツ 時事通信 1月5日(水)5時38分配信 【ベルリン時事】ドイツ北西部ニーダーザクセン州当局は4日までに、家畜の飼料にダイオキシンが混入し、鶏卵やブタ、七面鳥が汚染されている恐れがあるとして、約1000カ所の農場を閉鎖した。 同州で昨年12月下旬に実施された検査で、飼料からダイオキシンを検出。当局が調べたところ、オランダから輸入された飼料の原料にダイオキシンが混ざっていた。 隣接するノルトラインウェストファーレン州は、同じ飼料を与えた鶏8000羽を殺処分した。ニーダーザクセン州農業省によると、汚染の疑いのある鶏卵などは2、3カ月前から市場に出回っていた可能性があり、回収を急いでいる 卵がダイオキシン汚染か ドイツ北部州で千の農場を閉鎖 産経新聞 2011.1.4 12:25 ドイツ北部ニーダーザクセン州の
2011年01月03日 窒息死亡事故が多発する餅はなぜ規制されないのか? Tweet 新聞報道によれば、5都県で元日から2日にかけて、餅を喉に詰まらせ24人が病院に搬送、内10人が亡くなったという。亡くなったのは60~95歳の高齢者ということだ。実際餅にはどの程度のリスクがあるのだろうか? 食べ物による窒息死亡事故のほとんどは高齢者 総務省・全府省 政府統計の総合窓口(e-Stat) 人口動態調査において表「不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数」のうち「その他の不慮の窒息」の「気道閉塞を生じた食物の誤嚥」によるものを抜き出したのが次の表だ。 平成総数0歳1~4歳5~9歳10~14歳15~29歳30~44歳45~64歳65~79歳80歳~不詳 9年3,66935156123625101,2281,7863 10年3,95640106318685371,3321,942- 11年4,08129
先日、青い食べ物は食欲そそらないよね、という遣り取りをツイッターで行いました。なんで美味しそうに見えないのでしょうねぇ。自然の食べ物でそのような色のモノはあまりないからというのが妥当な感じでしょうか。ブルーチーズの色もそのまんま青というワケではないですものね。どらねこもかき氷のブルーハワイにはあまり食欲をかき立てられません。 食べ物を青くしてみる話といえば、面白い企画で毎回楽しませてくれる事で有名なデイリーポータルZで青くする実験という記事がありました。色々な食べ物に青の色粉で色をつけてみるとどうなるか・・・というものです。青い天ぷらはありえねー、という感じでしたが、お菓子系ならば何とかいけそうな気がしました。 ■青いババロア お菓子なら違和感なく口にできる気がしたどらねこは自分でも青いお菓子を作ってみることにしました。さて、何にしよう・・・プリンなんてどうだろう?試しにプリン液少量を作成
卵や小麦をアレルギーフリーにする謎の技術がいつのまにか開発されたらしい。 ■空気が、水が、シフォンケーキが、薬になる - 住まいに安らぎを - 楽天ブログ(Blog) 卵も小麦も使っているのにアレルギーフリーになっちゃったんです。 「エコパラダイス工法の電子が豊富な酸化還元空間に置く事により残留?した抗生物質や農薬等のアレルギー物質を分解除去*1」するらしい。いったいどのような機序でアレルギー物質が分解されるのか、はたまた、どうやって分解されたことを確かめたのか、不明である。そもそも卵や小麦のアレルギー物質(アレルゲン)は主に蛋白質であって、残留した抗生物質や農薬ではない。 エコパラダイス株式会社のサイト((URL:[]http://www.barbarians.co.jp/[]))では、非科学的な説明が散見されるものの、さすがに「エコパラダイス処理でアレルギーフリーに」などという危うい説
2010年12月12日 「魚食中心の伝統的日本食は健康的?(1)日本人はそもそも魚食民族なのか」 「日本人は古来、魚と野菜と穀物を主に食べてきた。戦後「食の欧米化」により魚離れが進み、肉食の普及で脂肪摂取量が急増したために生活習慣病が増えるなどの様々な問題が起きている。今こそ、健康的な伝統的日本食を見直そう!」…このような「素晴らしい日本の伝統食」なるものを賛美する書籍やサイトをよく見かけます。 優越感をくすぐる耳当たりの良い主張ですね。飲食業や第一次産業の関係者の宣伝文句というならまだ理解できるのですが、恐ろしいことにマスメディアや教育関係者にもこのような与太話が蔓延しています。果たして根拠はあるのかどうか、幸い日本には100年に及ぶ信頼性の高い統計資料が揃っていますので確認してみましょう。 厚労省「国民健康・栄養調査」、農林大臣官房調査課「食糧需給に関する基礎統計」から数字を拾ってみま
来年の米の生産数量目標について報道されているのを耳にしました。それによると23年産の数量目標は795万トンで、前年度比約2.2%で過去最低なのだそうです。 ちょっと調べたところ*122年産の予測収穫量824万トンを元に消費量と在庫量を勘案し目標量が示されたようです。 どうやら、日本におけるお米の消費量が減っていることが原因みたいです。政府や自治体は企業とタイアップし食料自給率アップや早寝早起き朝ご飯運動など熱心に行っているようですが、結果に結びついていないようですね。中には完全米飯給食が日本を救う!みたいな極端な主張*2を持つ人々も紛れ込んでいたりするようです。今回は米飯給食とお米の消費量アップについて考えてみたいと思います。 ■米飯給食 どらねこは学校給食でご飯を提供する事自体には反対ではないのですが、それは2〜3回程度で十分でありご飯でなければならない必然性は無いという立場です。伝統文
先週、所用で外出したついでに農林水産省にある「消費者の部屋」に立ち寄りました。目的は特別展示「JAS規格制度と 食品表示監視」を見るためでした。そこで、面白いお話を聞いたのでご紹介します。 JAS規格とは?下のようなマークがついた製品をごらんになったことが有りますか? これが、JASマークです。このマークは品位、成分、性能等の品質についてのJAS規格(一般JAS規格)を満たす食品や林産物などに付されます。 農林水産省内/JAS法とは よりJAS法の本当の名前をご存知ですか?正式には「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」といいます。この法律は、飲食料品等が一定の品質や特別な生産方法で作られていることを保証する「JAS規格制度(任意の制度)」と、原材料、原産地など品質に関する一定の表示を義務付ける「品質表示基準制度」からなっています。この法律で定められたルールにしたがって皆さんの
前回は、自給率向上には貧困対策が大切なのでは?という主張をしました。選びたくても国産を選ぶ余裕がないという事も食料自給率を抑えてしまう理由なのじゃあないかと思ったわけですね。 ところで、食料自給率は上げなければいけないモノなのでしょうか?農林水産省は食育と結びつけた食料自給率向上を目指した活動を行っていますが、それに対して反対する意見も一部に見られます。その中では農業関連出版業務に携わる浅川芳裕氏の主張が著書である講談社刊『日本は世界5位の農業大国-大嘘だらけの食料自給率-』がベストセラー(らしい)となった事により一般に良く知られているようです。 ■浅川氏の主張 浅川氏は日本の農業はそんなに弱くない、自給率40%というのは、弱い日本農業を演出したいと考える農林水産省のまやかしだ、と訴えます。主張の根拠の1つとして『供給エネルギーではなく、実際に日本人が摂取しているエネルギーで国産供給量を割
最近、『食料自給率アップを目指そう!』という標語を良く目にするようになりました。つい先日も、おいしい国産農産物を食べて食料自給率アップ、とか地産地消・食育の推進で農業に活力を、という広報紙を読みました。このような自給率向上を目指した活動はどこまで有効なのでしょうか? 当ブログでは、過度に和食に拘る食育や身土不二と混同される地産地消を批判してきましたが、今回はそこから離れた視点で国産農産物の消費について考えてみました。とは謂っても、自分の専門分野外ですので、おかしなところや勘違いなどがあるかも知れません、あやしんで読んでいただければ幸いです。 ■安全と安心 さぁ、今晩は何を作ろうかしら、スーパーで買い物しよう。野菜を買おうかな・・・と思ったときどんな基準で選ぶでしょうか?、スーパーでもどこでも大抵のお店に並んでいる食材は国産だろうが外国産だろうが安全性に心配のあるモノはほとんど無いと思います
2010.11.04 生命は健康を意識しません。 テーマ:★つ・ぶ・や・き★(549728) カテゴリ:健康・ダイエット 「世界各地の孤立化した未開種族の集団が、その永い歴史の中で蓄積された土着の生活の知恵により、その土地その土地の産物を食べている間は、非常にたくましい体格と健康を保持してきたが、ひとたび白人の文明に接触し、これに近代食がとって代わると、たちまち虫歯が激増し、骨が弱まり、身体各所の退化をもたらした」 A・プライス著「食生活と身体の退化」片山恒夫訳 豊歯会刊から引用 食べ物は、環境の産物です。 ここで言う「環境」とは「風土」であり、具体的に言いますと、土地・水・気候・空気などです。 あらゆる動物、勿論、人間も環境の産物です。 ですから、身体(身)と環境(土)は、一つ(不二:二つでない)なのです。 これが「身土不二」です。 ですから、お互いの「環境」「風土」を尊重して、これに基
長年の謎が解決したので書いてみます。 卒論ちゃん(我が最愛の妻)が、マルチ商法(具体的に言うとFLPジャパン)が売っているアロエジュースその他の怪しげな健康食品にハマって、月何万かつっこんでいる、という話は以前から書きました。 それだけでも困るのですが、 「人間は食べ物でできているんだにゃ! 食べ物に気を遣わないといけないにゃ!」 とか言い出して、砂糖も甜菜糖だし、まあ色々。 おかげさまで、私も結婚したら半年だけ試しに飲んでみる、という約束だったはずのアロエジュース、いまだになし崩し的に飲まされています。 (代金を払えと言われたらやめようと思っている) まあ波風を立てない方向で、とは思っているのですが、以前、前日にコンビニで買ったオレンジジュースを彼女が注いでくれたら味が変だったので問い詰めたら、 「アロエジュース混ぜたんだけど……わかっちゃった?」 「わかるに決まってるだろう!」 「えー
逆境ナイン (2) (サンデーGXコミックス)作者: 島本和彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/04メディア: コミッククリック: 6回この商品を含むブログ (66件) を見る 食の安全を考えるうえで、家庭で発生する食中毒というのは無視できません。毎年、それなりの数の食中毒が家庭での調理により発生しています。そうした食中毒の中でも特に注意したいのが「手」を媒介にして発生する食中毒です。手は、いろいろな食材や調理器具に直接触れますから、そこが不衛生である場合、食中毒が発生しやすくなります。こんかいはそうした食中毒をあつかったマンガのエピソードをご紹介します。 マネージャーが手作り弁当を作った Z学園マネージャーの月田A子さん(仮名)は野球部の練習試合当日、メンバー全員分のお弁当を手作りました。*1かなり手の込んだお弁当だし、量もたくさんあります。相当早起きして、もしくは夜遅くまで
◇義務化は尚早、まず実態調査を 心疾患のリスクを高めるとされるトランス脂肪酸について、消費者庁は10月、食品事業者に自主的な表示を求める指針案を公表した。今後は義務化を検討するというが、そもそもトランス脂肪酸は日本人にとって脅威ではない。まずは、健康にどんな影響を与えているのか調査が必要で、表示の義務化は尚早だと思う。 トランス脂肪酸は油脂の一種。液体の植物油をマーガリンやショートニングなどの固体に加工する時に生じる。ケーキ、ドーナツ、パン、マヨネーズ、クリーム類に多く含まれ、サクサクした食感が出る。取り過ぎると動脈硬化や心疾患のリスクが高くなることから、世界保健機関(WHO)は03年、1日当たりの摂取量を総エネルギー量の1%未満(日本人は2グラム前後に相当)となるよう勧告した。 現状はどうか。食品安全委員会によると、日本人の平均摂取量はエネルギー比で約0・3~0・7%。1日の平均摂取量も
明治大学と読売新聞横浜支局が共催する市民講座「暮らしの安全、食の安全を考える」の第4回講座「食の安全について〜遺伝子組(くみ)換え作物はホントに安全!?」は6日、川崎市多摩区の生田キャンパスで開かれた。 講師は同大農学部農芸化学科の中島春紫(はるし)教授(50)。麹(こうじ)菌を中心にした応用微生物学が専門で、内閣府食品安全委員会「遺伝子組換え食品等専門調査会」の専門委員を務めている。 中島教授は日本の低い食料自給率や食生活の変化に触れ、世界で増え続ける人口に比べ、耕作面積は1960年からほぼ横ばいの状況を示し、「これまでは窒素肥料などで増産に努め、養ってきた」と解説。一方、アメリカやブラジルなどでの遺伝子組換え作物の栽培面積は、世界の耕作面積の9・7%にあたる1億3400万ヘクタール(2009年)で「これからも年々増える」とした。 国内の遺伝子組換え作物の現状や徹底した安全性審査も解説。
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