キリンビールは29日、氷を入れて飲むビール「キリン アイスプラスビール」を7月27日に発売すると発表した。 ワインや日本酒などにも氷を入れる飲み方が流行し、節電の影響でより冷たい飲料への需要が見込めると判断した。 アイスプラスビールは、氷を入れても味や香りが薄まらないのが特徴だ。 甘い香りのホップや華やかな香りを生む特殊な酵母を使ったほか、麦芽エキスを増量し、色も通常のビールよりやや濃いめになっている。全国のコンビニエンスストアで限定発売し、350ミリ・リットル缶で想定価格は217円前後。 キリンの調査によると、男性の55%がビールに氷を入れて飲んだ経験がある。同社は潜在需要に合わせた新たな飲み方を提案し、縮小傾向の市場を活性化する狙いだ。