タイの首都バンコクにある軍事裁判所に出廷するパトナリ・チャンキット被告(2016年8月1日撮影)。(c)AFP/LILLIAN SUWANRUMPHA 【8月1日 AFP】軍事政権が起草した新憲法草案の賛否を問う国民投票を7日に控えたタイで1日、著名な学生活動家の母親が、フェイスブック(Facebook)上に投稿された一言のコメントを理由に不敬罪で起訴された。人権活動団体は、軍事政権による反対派への弾圧だとして非難している。 パトナリ・チャンキット(Patnaree Chankij)被告(40)は今年5月、王室を侮辱した容疑で逮捕された。タイでは不敬罪で有罪が認められれば、最長で禁錮15年が科される。 チャンキット被告の弁護団によると、同被告は王室批判に当たるとされる私的なメッセージを受け取り、それに一言「ja(タイ語で『うん』の意)」と返信したために訴追されたという。 人権活動団体はこの