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医療と本に関するshadow-toonのブックマーク (25)

  • 『「うつ」は炎症で起きる』 「それは体の問題」という新たな視点 - HONZ

    若い医師はあるとき、リウマチ性関節炎と診断されていた女性患者がうつ病をも患っていることに気づいた。そのささやかな発見に気をよくした彼は、上機嫌で先輩医師にその旨を伝える。だが、先輩医師から返ってきた反応はきわめて淡白なものであった。「うつ病? そりゃ、君だってそうなるだろうよ」。 以上は、書の著者エドワード・ブルモアが内科の研修医時代に実際に経験したことである。そしてそのエピソードは、うつ病がこれまでどのように扱われてきたのかをよく物語っている。それはすなわち、「うつ病のような精神疾患はすべて心の問題だ」という扱われ方である。「そりゃ、君だって関節炎のことで悩むだろうし、そうしたらうつ病にでもなるだろうよ」というわけだ。 しかし、著者はいまやまったく別様に事態を見ている。その見方は、かつては自分でも「いかれている」と思えたようなものだ。著者曰く、先の女性患者は「リウマチ性疾患のことを思い

    『「うつ」は炎症で起きる』 「それは体の問題」という新たな視点 - HONZ
  • 『あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた』 - HONZ

    生物多様性の喪失と聞けば、熱帯雨林やサンゴ礁が目に浮かぶ。絶滅危惧種と聞けば、中国奥地のジャイアントパンダやガラパゴス島のゾウガメを思いつく。しかし、そうした危機的な状況は遠い異国の話とはかぎらず、もっとずっと身近なところで起こっている。私たちの体は無数の微生物からなる「生態系」であり、そこでも種の絶滅は静かに進行している。 2003年にヒトゲノム・プロジェクトが完了したとき、研究者たちはヒトの遺伝子が線虫と同じ、21,000個しかないことに驚いた。ヒトはなぜ、そんなに少ない遺伝子でこんなに複雑な生命活動ができるのだろう? そのカギは、体内に棲む微生物に多くの活動を「アウトソーシング」していることにあった。 赤ん坊は産道を通るとき、母乳を飲むとき、母親から微生物一式を受けとり、その微生物集団と共に成長する。ところが最近では、赤ん坊がその微生物一式を受けとれなかったり、せっかく育ったコロニー

    『あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた』 - HONZ
  • 『スーパーベターになろう!』ゲームで変える、あなたが変わる - HONZ

    ゲームばっかりやってたらダメでしょ!」そう子供の頃に言われた経験を持つ方も多いだろう。多くの人に愛されながらも、長らくゲームというものは日陰者の存在であった。 しかし、VR元年とよばれる2016年を目前に控え、このようなゲームの位置づけが大きく変わってきているという。一つはテクノロジーの進化によって、バーチャル領域の精度が飛躍的に向上してきていること、そしてもう一つはゲームの効能というものが科学的に解明されつつあることによる。 書で興味深い事例が、いくつも紹介されている。ワシントン大学の研究チームが重度の火傷治療中の患者のために開発した、『スノーワールド』という3Dバーチャル環境。これは患者がVRヘッドセットを着用し、バーチャルな氷の世界を歩きまわるものだ。火傷治療中の一番痛みが激しい時に、氷の洞窟を探検したり、雪玉を投げたりというプレイすると、痛みや苦しみの軽減にモルヒネよりも大きな

    『スーパーベターになろう!』ゲームで変える、あなたが変わる - HONZ
  • 『脳はすごい』としか言いようのない『ある人工知能研究者の脳損傷体験記』 - HONZ

    自動車の追突事故。幸いなことに外傷はなく、CTスキャンなどの検査でも異常は認められなかった。しかし、さまざまな神経障害で生活に大きな支障をきたす外傷性能損傷(脳震盪症)患者となった著者・クラーク・エリオットは人工知能を専門とする大学教授。ほんとうにそんなことがあるのかと思えるほどに複雑な症状だ。つらかっただろうに、よく自らの症状をこれだけ克明に記録したものだ。 典型的な症状は、考えることができなくなったり、意思決定ができなくなったりすることだ。と聞いても、どういうことかわからないだろう。たとえば、リンゴとサラミをまな板の上に置いて切ろうとする。なんら意識することなく、どちらかから切ればいいのである。ところがエリオットにはそれができない。このことは、日常的に無意識におこなっている、と思えるようなことにも意思決定という過程がバックに必要であることを示している。 『ときに私の症状は、はなはだ滑稽

    『脳はすごい』としか言いようのない『ある人工知能研究者の脳損傷体験記』 - HONZ
  • 『ナチ科学者を獲得せよ!』アメリカの繁栄に秘められた、ナチの影 - HONZ

    第三帝国の終焉が近づきつつある、1944年11月26日。フランスのストラスブールでは連合軍とドイツ軍が激しい砲火をまみえていた。そんな戦況の中、都市の中心にある豪華なアパルトマンの一室では、数人の科学者が一心不乱に書類を読み漁っていた。アメリカ人の粒子物理学者ゴーズミットが率いるこの特殊チームはアメリカよりも先進的な研究成果を持っていると考えられていたナチの科学と最新兵器を狩る事を目的としたチームだ。 彼らが捜索している部屋の主はドイツのウイルス学者オイゲン・ハーゲンという男で、ナチの重要な細菌兵器開発者の一人と目されていた人物だ。ここで彼は衝撃的な手紙を見つける。それはナチの医師らが健康な人間を使って生体実験を行っていた事を示す手紙だ。まさに、この日、この瞬間、彼らの手によって、ナチの科学者たちが行っていた非人道的で邪悪な姿が第三帝国という漆黒の闇の中から引きずりだされたのだ。 この事実

    『ナチ科学者を獲得せよ!』アメリカの繁栄に秘められた、ナチの影 - HONZ
  • 凄みある現場の声 『「子供を殺してください」という親たち』 - HONZ

    書は、精神を病んだ人を説得し医療につなげる「精神障害者移送サービス」に従事する著者がまとめただ。生命の危険を伴う仕事であろうことは想像に難くないが、全体の半分以上をしめる第1章「ドキュメント」では、想像をはるかに上回る壮絶な事例が多数紹介されている。その文章は、第三者によって安全な所から書かれたものとは違い、対象者の回復を願い行動を共にしている著者の目線で書かれたものだ。だから、読者は冒頭からグングン引き込まれていく。後述するが、私にとってこの第1章は、親として得たものが非常に多かった。 第2章以降は、精神保健分野の問題点について、法制度の面もふまえ解説し、提言している。これを読むと我が身の危険を感じ、背筋が寒くなる。危険をかかえた人が、長期入院を減らす国の施策によって退院を促され、市中に増える傾向にあるという。他人事ではない。すぐ身近に危険は迫っているのだ。私が書を初めて読んだ8月

    凄みある現場の声 『「子供を殺してください」という親たち』 - HONZ
  • 科学は生死の境界線を動かし続ける『人はいかにして蘇るようになったのか』 - HONZ

    死は可逆的なプロセスとなった 心拍が停止し、呼吸が停止し、瞳孔が拡大・固定される。この3つの条件がそろった場合、人は死んだとみなされていた。しかし近年の蘇生科学の発達は、遺体がこれら3つの条件を示した数時間以内であれば、人間を蘇らせ、脳や記憶に障害を与えずに元の生活に戻すことを可能とするようになった。 書では、幾度となく心停止の現場に際してきた臨床医師であり、ニューヨーク州立大学の医学助教授である著者が、蘇生科学の最先端の知見に基づき、死の現場で起きていることを明らかにしようと試みる。 私たちはよく生前と死後という表現を用いる。むろんその間にあるのは死だ。死という名のある一点におけるイベントが、両者を非連続に、そして永久的に分つ様を連想させる。しかし蘇生科学の発展は、死が0次元の瞬間ではなく、時間軸上の長さをもったプロセスであることを示唆している。「死んでいる最中」という状況が存在すると

    科学は生死の境界線を動かし続ける『人はいかにして蘇るようになったのか』 - HONZ
  • 千年前の薬で耐性菌が死滅 中世の医学書から再現

    ロンドン(CNN) 1000年前の中世の医学書に記されていた眼病の治療薬に、抗生剤の効かない耐性菌を死滅させる手がかりがあるかもしれない――。そんな研究結果を英ノッティンガム大学の研究チームが発表した。 この治療薬の製法は、大英図書館が所蔵する10世紀の医学書「Bald’s Leechbook」に、眼病の治療薬として紹介されていた。同書は世界最古級の医学書といわれる。 抗菌作用があるといわれるニンニクなどの成分が使われていたことから同大学の専門家が着目し、同書を翻訳。微生物専門家の協力を得て、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対する効き目を調べた。 薬品の成分はネギ属の植物2種(ニンニクと玉ネギまたは西洋ネギ)とワイン、牛の内臓から採取する胆汁。これを真ちゅうの容器で醸造し、9日間置いた後に布でこす。 同書には各成分の比率なども詳しく記述されていたことから、研究チームは9世紀に存在

    千年前の薬で耐性菌が死滅 中世の医学書から再現
  • トップページ - マトグロッソ|イースト・プレス

    四方井ぬい 『探鉱ドワーフめしをくう。』 べて寝て、岩を砕く!!!! かわいいドワーフが織りなすほのぼのグルメファンタジー『探鉱ドワーフめしをくう。』地下水に流され絶体絶命!? なルチルでしたが──

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  • 世にも奇妙な人体実験の歴史 - 情報考学 Passion For The Future

    ・世にも奇妙な人体実験の歴史 「何世紀ものあいだ、薬の安全性の検証は事実上、一般大衆の体によっておこなわれていた。用量を超えて飲めばほとんどの薬が危険だが、安全な服用量は誰にも分からなかった。とりあえず飲んでみて、様子を見るしかなかった。患者は薬を飲み、医者は患者が死ぬかそれともよくなるかを見るのだった。」 古代から19世紀にいたるまで多くの人々が病気の原因は悪い血であると信じていたので、腕を切開して瀉血したり、ヒルに血液を吸わせたりして、だらだらと何リットルも患者から血を奪っていた。医学的には患者を弱らせるのみの行為だった。 当に効く薬や治療法を見つけるには、誰かが最初に試してみなければならない。動物実験というのも現代では盛んだが、結局のところ、最後は人間が試さない限り、当に効くのかどうかわかりはしない。 ここに書かれているのは医学の当の歴史である。一部の勇気のある医者が自らの身体

  • 呉・樫田著/金川訳『精神病者私宅監置の実況』:すごい。大正期のキチガイ座敷牢の実態調査を現代語で! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    【現代語訳】呉秀三・樫田五郎 精神病者私宅監置の実況 作者: 金川英雄出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2012/09/14メディア: 単行購入: 36人 クリック: 943回この商品を含むブログ (7件) を見る 90年前の大正時代にはすでに精神病者に対応するための法制度もある程度はあったし、精神病院なんてものもあったわけだが、むろんみんながそこに入れたわけではなく、相当部分の精神病者――ボケ老人もかなりいるが、25-40歳くらいが大半――は家族が座敷牢を作ってそこにぶちこむしかなかった。その実態を調査したもの。著者の呉秀三は東京帝国大学の医学部の先生。精神病で呉というと、どうしてもドグラマグラを連想してしまうんだけれど、そういう関係はどうもないみたい。 あちこち農村に分け入ってはその実態を淡々と書いており、その収容されている座敷牢の平面図、患者の状況その他がひたすら記録されている

    呉・樫田著/金川訳『精神病者私宅監置の実況』:すごい。大正期のキチガイ座敷牢の実態調査を現代語で! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • うつ病からの仕事復帰、ノウハウ本第3弾『職場のうつ~復職のための実践ガイド~』 - ニュース|BOOKSTAND

    宮崎あおいと堺雅人が共演する映画「ツレがうつになりまして。」。全国で公開されると、初日2日間で興行収入が1億を超え、興行通信社による映画観客動員ランキングでは初登場4位となりました。原作も30万部を超えるベストセラーとなっていて、映画の主演を務める2人の人気を差し引いたとしても、「うつ」というテーマに対する興味の高さがうかがえる現状と言えそうです。 「うつ」。どんなにその病名の認知が広がっても実態がつかみにくく、周囲の人から誤解を受けやすい病気ですが、現代を生きる多くの人にとって決して他人事ではないものです。 『職場のうつ~復職のための実践ガイド~』は、うつ病からの仕事復帰のノウハウを掲載したシリーズで、2007年、2009年と発行され、今回はその第3弾。休職中のリハビリの方法、会社との交渉術など、ビジネスの現場に即した復職テクニックを網羅。うつによる退職者の就活特集や、休・求職中のお金

    うつ病からの仕事復帰、ノウハウ本第3弾『職場のうつ~復職のための実践ガイド~』 - ニュース|BOOKSTAND
  • 風邪にかかるのが楽しみになる「かぜの科学」

    風邪にかかるのが楽しみになる一冊。 風邪とは何か。風邪を「撃退する」ことはできるのか。ほんとうに「効く」療法はどれで、どれが俗信か。ポリオを根絶できるのに、なぜ風邪のワクチンがないのか――― 病原体、媒介物、経路、処方箋、民間療法、市販薬の検証、最新の研究成果にいたるまで、著者はさまざまな切り口から風邪の正体に迫っていく。自ら臨床試験(治験)に参加して、試験の様子を報告する件なんて、まさに身体を張ったレポートだね。他人の鼻汁を注いだり、鼻ほじりをこっそり観察する実験は、読んでるこっちの鼻がムズムズしてくる。 次の「常識」のうち、正しいものはどれだろう? 「免疫力」が低下すると、風邪にかかる 風邪には抗生物質が効く 風邪の予防には、ビタミンCが効く 答えはマウス反転→【すべて誤り】 無知を承知で告知するなら、書を読むまで知らなんだ。風邪の季節は免疫力アップを謳うサプリメントを買い求めるし、

    風邪にかかるのが楽しみになる「かぜの科学」
  • アメリカにおける精神障害者の「脱施設化」の顛末 | Piles of Debris

    先のエントリは「イタリアで精神病院の入院施設を廃止したら、地域に障害者の受け皿が足りなくなって、エクソシストの需要が急上昇」という記事の感想であったが、実はヨーロッパだけじゃなくって、米国でも似たような事態になってるらしいよ、という指摘を岡田尊司氏がされているのでメモ。 病院に収容し隔離するのはよくないということで自己責任に任せすぎてしまうと、治療を受ければ改善し意義ある人生を過ごすことができるひとも、混乱の中で無為に時間を失っていく。そもそも病識が生まれにくく、自分から助けを求めることが少ないという特性を考慮する必要があるし、社会の中で治療を受け、生活を支えていくためには、それを支えるための受け皿や支援体制が必要なのである。支援をおろそかにして「脱施設化」というスローガンのもと、病院から出すことだけを推し進めると、非常に困ったことになる。 実際アメリカではそうした状況が現実となっている。

  • 【レビュー・書評】精神病院を捨てたイタリア―捨てない日本 [著]大熊一夫 - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    精神病院を捨てたイタリア―捨てない日 [著]大熊一夫[掲載]2009年12月13日[評者]柄谷行人(評論家)■「地域精神保健」という試み 著者は元新聞記者で、1970年にアルコール依存症を装って精神病院の鉄格子の中に入り、その体験を朝日新聞に「ルポ・精神病棟」として連載した。それは地獄のような世界であった。その後も著者は、この“地獄”をなくすにはどうすればよいかを模索してきた。いろんな改革案に出合ったが、それらはあくまで精神病棟の存在を前提にしたものだ。80年代に、著者は画期的な方法を知る。それは精神病棟そのものを廃止し、そのかわりに、地域精神保健センターを作るというものである。 これは、イタリアの精神科医フランコ・バザーリアが60年代に始めた運動である。精神病棟の廃止に対して、病人が凶暴になったらどうするのか、という反論がある。しかし、それは概して、精神病院に強制的に入れられたり拘禁服

  • 「究極最終ダイエット胃縮小手術! 年間3兆円が動く業界とデブのシリコンバレー」 | こどものもうそうblog

    Selected Entries 「究極最終ダイエット胃縮小手術! 年間3兆円が動く業界とデブのシリコンバレー」 (07/29) Categories WORKS (594) 講座 (236) game (153) BOOK (373) computer (23) iPhone&iPad (2) MOVIE (48) music (38) News Dig (23) PLAY (136) publication (52) web (20) web game (26) すごいよ! (45) カード (15) ゲームをつくろう (3) ゲーム実習 (14) コックリさん (11) 気になるの (109) 写真 (24) 日々 (128) 萌え発想 (32) Archives August 2017 (1) April 2017 (1) December 2016 (1) November 20

  • 代替医療のトリック(シン,サイモン) - ただのにっき(2010-05-26)

    ■ 代替医療のトリック(シン,サイモン) 私の(嬉し恥ずかし)代替医療体験告白コーナー! 子供のころからやたらと鼻血が出る体質で、しかもひとたび出血すると多量でなかなか止まらないので行動不能になるというやっかいな症状。大学病院で調べてもらっても原因不明で、「鼻の粘膜を焼く」といういささか乱暴な対処療法をすすめられた。「さすがにそれはなぁ」と悩んでいたところに、母が見つけてきたのが鍼治療である。 藁にもすがる思いで(←代替医療にはまる典型的な心理状態)受診してみたところ、センセイは「頭に気がたまっていて(のぼせたような状態にあるから)鼻血が出やすい」と診断。頭と足の先に針を打つと、両端にワニ口クリップがついた細い銅線を取り出して、針の間を接続したのである。頭と足の間にある電位差を取り除くのだそうだ。そして、この銅線には逆流を防ぐためにダイオードまで仕込んであると自慢げに語った*1。 おれがベ

  • 『代替医療のトリック』、および「週刊東洋経済 2010.3.20 」書評 - yyzz2;虫撮記【虫画像・他】

    シン&エルンスト『代替医療のトリック』(新潮社、2010) サイエンスライターと、代替医療に関わってきた学者との共著。 主張は明確で、鍼・ホメオパシー・カイロプラティックなどの代替医療には「期待されている効果」が認められない、というもの。書の最大の美質は、代替医療を「メカニズムが科学的に理解できないから」否定するのではなく、「実際の効果に関する臨床試験に基づく」分析から、それらがプラセボ以上のものではないことを導き出している点である。(日ではほとんど一般には話題にならないが、外国では代替医療への科学的研究の成果がかなり積み上げられつつあるようだ) 著者は「科学的には理解されていなかったが効果が臨床試験に耐えたもの」として「壊血病に対するレモンの摂取」を、「広く受け入れられていたにもかかわらず統計的には効果があるとは見なされ得ず否定されたもの」として「瀉血」をあげて対比する。 科学的知識

    『代替医療のトリック』、および「週刊東洋経済 2010.3.20 」書評 - yyzz2;虫撮記【虫画像・他】
    shadow-toon
    shadow-toon 2010/03/21
    "生徒にわたしの倫理の授業の感想を書かせた時の「奥が深い」は100%「面倒なので深く考えたくありません」と等値である。"
  • 代替医療のトリック - 情報考学 Passion For The Future

    ・代替医療のトリック 現代のタブーに真っ向勝負。 『フェルマーの最終定理』『暗号解読』『ビッグバン宇宙論』を著した現代最高の科学ライター サイモン・シンが、次はどんな定理に挑むかと思ったら、意表をついて「代替医療」を斬るを出してきた。ドイツの代替医療研究の大学教授と組んでの共著。翻訳はサイモン・シンの名訳を生み続けてきた青木薫氏。 まだ「代替医療」という言葉が一般にわかりにくい気がするのだけれど、要は、鍼、ホメオパシー、カイロプラティック、ハーブ治療などを指す。代替医療のほとんどは科学的にはインチキで治療効果はまったくないという事実を科学的に明らかにしただ。それらを職業や商売にしている人たち(国内でも何十万人もいるだろう)に死刑宣告をしたようなもので、かなりヤバイかもしれない。今後、論争が起きそうだ。 やり玉に挙げられるのは、ホメオパシー、鍼、カイロプラティック、ハーブ療法、アロマセ

  • 代替医療のトリックに対する代替医療従事者の反応 - 食の安全情報blog

    「代替医療のトリック」というが話題になっています。代替医療のトリック作者: サイモンシン,エツァートエルンスト,Simon Singh,Edzard Ernst,青木薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/01/30メディア: 単行購入: 8人 クリック: 285回この商品を含むブログ (14件) を見る 参考:このへの書評「代替医療のトリック」 - NATROMの日記お父さんのそらまめ式自閉症療育: 代替医療のトリック(ブックレビュー)代替医療のトリック(サイモン・シン、エツァート・エルンスト): 極東ブログいやしあやかしまやかし - とらねこ日誌リヴァイアさん、日々のわざ: 代替医療のトリック このの特徴は各種の代替医療に対して、効果の有無に着目して検討しています。そのため、代替医療側が用いる『現代の科学や医療では仕組みは解明できない』という主張は書では論じられません