この画像を大きなサイズで見る 急速な都市化が進む中国では、土地開発に伴い住宅立ち退き問題がいたるところで勃発している。立ち退きを迫る役人と開発業者に抵抗し我が家を守ろうとした結果、どんどんまわりが開拓され、自分の家だけがポツンと取り残されてしまう。 このような家は1本だけ刺さった釘のように見えることからネイルハウス(釘子戸)と呼ばれている。現在中国では悪質な立退き事件により住民の基本的人権が侵害されている一方で、住民側には司法救済の手段が欠落しているという社会現状がある。 ■1.交差点に立つネイルハウス 2013年11月 この画像を大きなサイズで見る 中国の南東部にある福建省平和県の、ある交差点に建っているネイルハウスを撮ったものである。行政はこの2階建てのアパートの大半を取り壊したが、1人の住人が立ち退きに反対した。現在、この部屋だけが残されている。 ■2.まわりが宅地化されているなかで
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