読んでるだけで汗をかいた気分になる作品 毎日さまざまな話題のエントリーが生まれるはてなブログの中から「旬な話題」をピックアップする企画「はてなブログで話題」。今回は小説『バリ山行』をテーマにエントリー紹介します。 松永K三蔵さんによる小説『バリ山行』。第171回芥川賞を受賞したことが大きな話題となり、はてなブログでも感想エントリーが多数投稿されました。 作品名の「バリ」とは「バリエーションルート」の略で、バリ山行とは整備された登山道(一般道)ではない道を選んで山を登る(歩く)行為のことのようです。どんな山に登るかではなく、どうやって登るかがテーマとなっています。 本作では、山と並んで舞台となった中小企業の描写がリアルだったことも評判でした。サラリーマンとして会社に勤める人の気持ちがよく描かれているからこそ、登山の経験がない読者をも引き込む作品になったのかもしれません。 この記事では、そんな