中国地図に「釣魚島」未記載=71年以前、尖閣自国領と見なさず−国境線も変更 1971年以前(写真上)と同年以降(写真下)の中国の地図。71年以降の地図には「釣魚島」の記載があり(1)、台湾と与那国島の間の境界が北緯25度より下にある(2)=写真上「中国地図帳」(地図出版社、66年4月)、同下「世界地図帳」(地図出版社、71年7月) 【北京時事】1949年に中華人民共和国(中国)が成立して以降、71年7月までに中国政府系の地図出版社が発行した地図の中に、領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島について「釣魚島」という中国名が一切記載されていないことが29日分かった。中国が尖閣諸島の領有権主張を始めたのは71年で、同年以前に国家測絵(測量製図)総局が作成した国内地図にも記載がなかった。主張開始に合わせて尖閣諸島周辺の国境線の位置を意図的に変更したとみられることも判明した。 46年〜2003年までに中