ビジネスパーソンのみなさん、靴の手入れをしていますか。どんなにスーツが立派でも、ネクタイが洒落ていても、靴がみすぼらしかったのでは意味がない。接客業のプロに聞けば、客を判断するときに、まず靴を見るのだという。決して高級ブランドである必要はない。きれいに磨かれているかどうかが問題なのだ。文字通り、足元を見られないためにも、いや見られても胸を張れるようにしておきたい。 今回登場いただくのは、靴の達人である松添康太郎氏。リファーレという靴の販売およびメンテナンスを手掛ける会社の社長で、靴に対する知識は圧倒的だ。今回はまず、どうやって手入れをすればいいかを教えてもらった。 「忙しいビジネスパーソンに、毎朝10分間手入れしろというのは無理な話。せいぜい2分が限界ではないか」と松添氏は分析する。そこで短い時間で簡単にできる手入れ方法を紹介する。最初にブラッシングだ。豚毛のブラシを使い、靴のコバ(本体と