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ハリウッドで、SNS工作が衝撃を呼んでいる。恋愛映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』(2024年)主演女優ブレイク・ライヴリーの炎上、それを主導したとされる勢力の争いは、法廷に進出する勢いだ。なかでも驚きを呼んだのは、ライヴリーほどの有名人の破滅を約束した情報工作員の宣言だろう。「私たちは誰でも葬れる」。 大人気なDVロマンス 基本から始めよう。映画『ふたりで終わらせる』の原作は、TikTokヒットしたコリン・フーパーの同名小説。虐待家庭で育った女性主人公が恋に落ちた相手がDV加害者だった……という深刻な問題を扱う物語であるため、批判や軽蔑も集めやすいベストセラーだ。 映画版の主演に選ばれたのはブレイク・ライヴリー。代表作『ゴシップガール』(2007〜2012年)の終了後にハリウッドスター兼実業家ライアン・レイノルズと結婚して以来、俳優業もやりつつライフスタイル方面で
内戦映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』で繰り返される "shooting" という言葉には、二重の意味が孕んでいる。戦場で交差する銃撃と写真撮影、このどちらも英語で "shooting" なのだ。メタ的には、もうひとつ加えられる。映画を撮る行為も "shooting" である。この三つ目こそ、重要な裏命題だ。アレックス・ガーランド監督いわく、フランシス・コード・コッポラ作『地獄の黙示録』を筆頭とした多くの戦争映画は、戦場を「ロマンチックで魅惑的」に描いて観客を興奮させるため、実態的な反戦映画ではなくなっている。この罠から抜け出そうとする『シビル・ウォー』とは「反・戦争戦争な真・反戦映画」のこころみである。ゆえに、ポピュラー音楽が違和感をうながすかたちで流されたり、ドキュメンタリーとニュースの映像技法がとられたりしている(選曲については、日本版パンフレットに寄稿させていただいた)。 銃
スティーブン・スピルバーグに称賛された『関心領域』は、ある意味、反スピルバーグである。巨匠の名画『シンドラーのリスト』が広めたホロコーストの悲劇的犠牲やナチズムの邪悪性を押し出す形式のアンチテーゼをとっているから、説明描写がきわめて少ない。というわけで、ジョナサン・グレイザー監督の説明を踏まえて、背景や主題を考えてみよう。 「聴く」映画 まずこの映画、舞台は1943年ドイツ占領下のポーランドだ。第二次世界大戦中、ナチスドイツは同国のオシフィエンチム市(独名アウシュヴィッツ)に強制収容所を建てて100万人以上を殺戮していった。本作の主人公である所長ルドルフ・ヘスも実在の人物で、有毒ガスによる大量殺害計画の「先駆者」としてアイヒマンから称賛を受けた人物である。 当時、ナチスドイツは収容所の近くに親衛隊居住区を建設していた。この地区名の通称こそ、映画原題「ゾーン・オブ・インタレスト」。リアリティ
インターネットの留意点にこんなものがある。「声高な糾弾者たちは特定集団のマジョリティとは限らない」。なんらかの超人気コンテンツや有名人に関する炎上が起きた際、過激化した何百人ものファンがSNSで悪目立ちしていたとしても、そのスタンスが超巨大ファンダムの多数派ではないかもしれない。年齢層がはばひろい集団なら、日常的にSNSで趣味にまつわる発信をしている人すら過半数ではない可能性がある。たとえば、アメリカだけで5,000万人を超える『スター・ウォーズ』ファンのうち、一体何パーセントが『最後のジェダイ』が気に入らないからといってわざわざアジア系女優や監督への中傷攻撃に参加したのだろうか? こうした規模の誤診の問題は、2024年現在でも報道や政治の専門家を悩ませている。 Xや党派的メディアで大々的に報道されている事象が、一部の声高な人々の関心ごとに限るのか、それよりも広範なのか。こうした判断は、プ
『オッペンハイマー』はクリストファー・ノーラン監督の集大成かのようだ。歴史的人物の感情を体感させるかのような主観描写に多くをさく型破りなこの伝記映画には、監督が手掛けてきたジャンルの様式がとりいれられている。 【以下、ネタバレ】 ヒーロー・オリジンの行方 監督いわく、第一幕はスーパーヒーロージャンルのオリジン、略奪行為とされたマンハッタン計画を描く第二幕は強盗アクション、そして第三幕は会話主体の法廷劇。つまり『バットマン ビギンズ』や『インセプション』にちょっと近い。 最初がスーパーヒーローオリジン風といっても、主人公たるロバート・オッペンハイマーは第一幕から嫌な奴である。わざわざ史実を変えて早い段階で子どもをさらっと友人に預けるし(これは時系列的には後半だが)会ったばかりのルイス・ストローズの職業を侮辱したりする。まぁ「人間性に問題ある男性の天才」は人気のあるアンチヒーロー型ではある。最
複雑な構成を持つ『オッペンハイマー』を時系列順に整理したメモ+後日談。個人用に簡単なリサーチをしただけなので、誤記があったら修正or記事します。 【以下、ネタバレ】 カラー画面:オッペンハイマーの主観。"Fission,(融合)"と呼ばれる モノクロ画面:客観。おそらくストローズ中心の視点。"Fusion.(分裂)"と呼ばれる 1924-1926年:ケンブリッジ大学院映画は水の波紋を見る主人公ではじまって終わる ユダヤ移民家系に生まれたJ・ロバート・オッペンハイマー〈キリアン・マーフィー〉は、ハーバード大学を3年で卒業したのち、イギリスのケンブリッジ大学院に通った。うつ状態となってチューターに毒物をいれた林檎を食べさせようとしたのも実話とされる。現実では両親の速攻介入によって退学はまぬがれたものの、精神科受診が義務づけられた。後年、原爆投下の悪影響を指摘した初期の研究者こそ、毒を盛られたパ
アリ・アスター映画におおむね共通するテーマは、精神疾患と機能不全家族ルーツだ。出世作『ヘレディタリー/継承』にしても世代間の悲しみの継承が主題にされている。キャリア史上もっともよくわからないと評判の『ボーはおそれている』にしても、このあたりは明示的だ。 ボーはいちじるしく成長を阻害された男だ。彼の心のなかには、未解決のものや理解できていないことがたくさん転がっている。不安に苛まれて塞ぎ込んでいて宙ぶらりんな、基本的に思春期のような状態(アリ・アスター) 北米版プロダクションノート 成長を止められた男であるボーは、親に植えつけられた罪悪感を抱えながら自己決定を回避していく典型的なアダルトチルドレン像。監督が指摘したように、彼の描写で重要なのは、意図的に持参しなかったフロスをあとになって必須の忘れ物かのように扱いはじめたことである……おそらく本当は母親に会いたくないが、言動を否定されつづけたト
「現代アメリカ最高の映画作家」といえばマーティン・スコセッシだ。日本だとスピルバーグやイーストウッドのほうが優勢な感じだ(し比べるものでもない)が、母国における「マーティ愛」の特別なところは、若者まで巻き込んだ文化的会話を創造しつづけている点だ。新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023年)初日における北米観客は約半分が35歳未満。渋き巨匠大作としては驚異的だ。 「カリスマ悪党」の創造主英語圏映画ファンダムで愛用されるスコセッシのミーム郡。「これは真の芸術映画」と崇めるときに用いられる スコセッシの魅力はアウトロー美学だ。かつてオルタナティブだった「ストリート」作風、スタイリッシュで残忍な暴力、国家アメリカの根源に通ずる男性中心の共同体、カトリック的な問いかけ……ここから生まれるキャラクターこそ、勧善懲悪によって完封されない/されることすら赦されない脆さと愛嬌を持ちあわせる罪人(
映画『バービー』が前提としているブランドの基本情報についてELLEで紹介したのだが、この作品がユニークなのは、アブラハムの宗教をベースにしているところだ。それを知らずとも楽しめはするのだが、この10年「国際的な観客にとってのわかりやすさ」が重視されてきたハリウッドIP映画として異色な宗教的大作となっている。 「宗教儀式のような映画館」 まずこの映画、すでに興行収入10億ドルを突破していて、特に北米でものすごくヒットしている。『ダークナイト』を超えてワーナー・ブラザース最高の国内成績で、観客の二割が少なくともコロナ以降映画館に来ていなかった層とされる。 特異なのは、文化左派っぽい見てくれをしてるのに保守派での好評も目立つこと。ポリコレ叩き文化戦争工場ことFOX Newsすら肯定的言説を流すに至っている。さらに、映画館に行った人々からは「嗚咽してる人がたくさんいて宗教儀式みたいだった」という報
芸術の価値を揺らがせる「アンチ・キャンセルカルチャー」として政治的物議を醸した問題作。しかし、主人公の指揮者設定はスタジオ側の提案で、元々ビジネスパーソン設定だったという。脚本執筆も10年前だから、SNS告発などは時事ネタとして付与されたかたち。トッド・フィールド監督が言うように、グローバル企業を舞台にしても通じる話だろう。 ※以下ネタバレ 中年の危機 主人公ターは「作家主義」的なベルリンフィル初の女性指揮者で、レナード・バーンスタインやクラウディオ・アバドのようなレガシーを志向している。一方、さまざまな障害を乗り越えてきたであろう属性ながら性差別まわりの議論は好んでいなそうで、講演会では先人の女性指揮者アントニア・ブリコを「見せもの='dog act'にされた残念な例」と言ってのける。その高慢な人物像は、演者のケイト・ブランシェットがうまく言い表している。 「ターは、自分が(性差別の)例
3年ぶりに行われたコーチェラ・フェスティバル2022。ファッション方面では、ハリー・スタイルズやマネスキンがGUCCIを着用するなど、パフォーマーまわりで目立ちました。一方、2010年代に盛況だった「セレブ客」側(ファッションブランドが人気モデル等にお金を出してコーチェラに行ってもらい目玉アイテムを着用してもらう宣伝手法)は以前よりおさえめ。そんななか「客」枠として盛り上がったのが、この男、またもやGUCCI。 so this guy takes a private jet to coachella, wears a $1100 hawaiian shirt there, and is a "socialist"? 🙄 pic.twitter.com/DV0eYfBknp — punished ostonox (@ostonox) April 16, 2022 名前はハサン・パイカー。1
2022年5月、US/UK音楽ファンのあいだで話題なのがTikTok問題。ことのはじまりは人気歌手のホールジー。1月につくった曲を出したいのに、レーベルは「TikTokバズ」が仕込めるまでリリースはできないと言ってくる、と主張。さらに「なにもかもマーケティング。アーティスト全員この状態になってる」と語ったため、レーベル側が公式声明を出す大騒ぎに。 でもって「ほかのアーティストもレーベルのTikTok義務に憤慨していた!」と騒ぎに(ただし、チャーリーXCXはジョーク投稿だったし、Fka Twigsの場合「レーベルにTikTok投稿が足りないって言われてる」旨だった記憶)。まぁ世界一売り上げるアデルですら似たようなこと明かしてますからねぇ。最近じゃ「レーベルからTikTok受けを命じられる」発言がつづきすぎてて「あの苦言自体も一種の話題作りマーケティング」みたいに受け取られる向きもあります。
TV番組としての第94回アカデミー賞授賞式の感想、および受賞予想の反省会。 ・はじめる前に 日本でも話題になっているウィル・スミスのクリス・ロック平手打ち騒動に関しては、一旦「Red Table Talk」待ち。現段階の情報だと、ジェイダ・ピンケット・スミスが脱毛症であることを知らなかったクリス・ロックは、台本にないアドリブで彼女のヘアスタイルを侮辱するようなジョークを言ったよう。つまりリサーチ不足の酷いアドリブ(エイミー・シューマーのキルスティン・ダンスト追い出し芸も反発を受けたが、こちらは台本にあったネタで、キルスティンも了承していたらしい)。 アメリカでも今のところ議論は二分な模様。マスメディアでは「暴力は駄目」スタンスが前提になるものの、ウィル擁護派のセレブリティも普通にいる。謝罪声明を出したウィルはメディア取材を断っており、妻ジェイダのFacebook番組「Red Table T
『マトリックス レザクションズ』予習のために『反逆の神話〔新版〕』を読んだ。結果的には良かった。 2000年代:カウンターカルチャー批判 反逆の神話〔新版〕──「反体制」はカネになる-ハヤカワ・オンライン 著 ジョセフ・ヒース 著 アンドルー・ポター 訳 栗原 百代 ISBN 9784150505806 www.hayakawa-online.co.jp ジョセフ・ヒース&アンドル・ポター『反逆の神話〔新版〕: 「反体制」はカネになる』(2021)の原版は2004年刊。有名なカウンターカルチャー政治批判本で、その精神を象徴する『マトリックス』(1999)はネガティブに紹介される((*1))。ここで俎上に上がるギー・ドゥボール/ジャン・ボードリヤール経由のカウンターカルチャー精神、その起点を大雑把に紹介すると「この社会/文化はかりそめにすぎない」「そのことに気づいて目醒めることが"大敵"であ
和訳はこちら。掻い摘んで言うと『三島由紀夫のレター教室』のような、手紙を介した書簡体小説のようなリリックです。エミネムの熱歴的ファンであるスタンがファンレターを書くが、返事がもらえずに怒りをつのらせ、どんどん狂気的な内容になっていく。最後、つい返事を執筆しはじめたエミネムが、スタンが妊娠中の恋人を巻き添えにして心中したことに気づく……。 2000年にリリースされて「最も偉大なリリックの一つ」として評価を築いた「Stan」は、スラングとして米英語にも定着していき、2019年にはメリアムウェブスター辞典に「熱狂的なクレイジーなファン」として登録されました。今でもコアファン、オタク的な要領で使われていますが、恐ろしい原曲よりカジュアルなニュアンスになっております。たとえば"stan for A!"は「Aを推す!」的な意味合い。 エミネムに対しても「俺たちは運命でつながれている(We should
「リル・ナズ・エックスは絶対的な21世紀のポップスターだ (Variety)」──SonyMusicさんPresents、リル・ナズ・エックスの魅力を伝える企画第二弾。インターネットから国民的ヒット曲を生み出した経緯はPart1『バズってスーパースター、リルナズエックス7つの戦略 BTSからNARUTOまで』で紹介しましたが、その後、彼はある決断を下し、音楽シーンを揺るがす革命者への道を切り拓いていきます。 「一発屋」から「ゲイのポップスター」へ じつはリル・ナズ、「Old Town Road」大ヒット後の2019年レインボー月間にゲイであることをカミングアウトしていました。そして翌年冬の「HOLIDAY」では名ヴァース「ケツを差し出すけどゲームではアタマだぜ(“I might bottom on the low, but I top shit”)」を披露(※'bottom'とは一般的に性
「インターネットだけが居場所だった」……そんな青年が、たった一人で国民的ヒット曲を生み出した!? ということで、SonyMusicさんPresents企画、バズりつづけてスーパースターになったスーパースター、リル・ナズ・エックスの魅力を紹介するシリーズ第一弾です! (「ゲイのラップスター」としての革命を追う第二弾記事はこちら) "仕組まれた"国民的ヒットソング あいつに聞いてみればいい 俺の人生はまるで映画だ (「Old Town Road」) ポップラップアーティスト、リル・ナズをスターダムに押し上げた一曲が、2019年メガヒットしたカントリーラップ「Old Town Road」。全米シングルチャートにあたるBillboard HOT100史上最長の連続一位記録を樹立したり、とにかく大人気だったわけですが「国民的ヒット」級であることは上記の小学生たちの大合唱を観れば伝わると思います。最近
Vice President Kamala Harris by Tyler Mitchell for Vogue’s February issue (background homage to her sorority, AKA). She wears a jacket by Donald Deal: pic.twitter.com/b6473fGePr — AB/G (@bibbygregory) January 10, 2021 それで一騒動起こったのが、上記の表紙画像だけ公式より先んじて流出し「酷い写真」「間抜けに見える」などなど顰蹙を買ったこと。ハリスがジャマイカ系とインド系のマルチレイシャルということもあり、前年のシモーン・バイルズ選手カバーからつづくかたちで「黒人の撮影が不得意なUS Vogue」だと批判する声も(これには、アナ・ウィンターを筆頭とした同誌編集部が長らく人種差別的
マーベルの『パニッシャー』が話題にあがっています。2020年1月6日の米国議会乱入において、結束バンドを持っていた人物が同作のスカルロゴを装着していたのです。ディズニー社の対応を求める声もあがっていますが、Inverseによると、こうした非公認アイテムに使われているスカルロゴのほとんどが2004年映画『パニッシャー』、つまり同社が買収する前の商標のようです。 The seditionists that invaded the Capitol today wore a Punisher logo. I say @marvel needs to either aggressively enforce their trademark so it isn’t printed everywhere or abandon the Punisher completely. You can’t allow
Netflix USでナンバーワン人気を記録した2018年フロリダで起こった有名事件を追うドキュメンタリー『アメリカン・マーダー(American Murder: The Family Next Door)』。犯人、犯行について明かされた後日談を最後のほうに載せています。 平和な一家の母子が行方不明になったことから始まるこのドキュメンタリーの特徴は、事件発生前後を再現する映像&データ情報の豊富さ。警察の記録とメディア報道以外にも、関係者のメッセージ履歴、そして妻のFacebook投稿データが膨大に使われています。そのため、視聴者は事件のなりゆきを監視カメラごしに覗いてるような感覚に陥るのです。もちろん、データ提供を許可した被害者遺族の協力あってのことなのですが、ソーシャルメディアがある今は本当に個人個人が情報化社会に生きてるのだなと改めて実感できて、もうそこから怖いです。ちなみに、このリア
検察庁法改正抗議によって「アメリカのセレブの政治的言動」への注目が高まるなか、拙書『アメリカン・セレブリティーズ』の名前を出していただいたりもしたので、個人的な所感を書きます。 アメリカでも政治発言は叩かれる (ヒラリー・クリントンへの投票を呼びかけるビヨンセとJay-Z夫妻) 個人的な所感としては、アメリカにおいてもエンターテイナーの政治的言動、とくに特定政党の支持または批判、あるいは思想によって賛否がわかれがちな傾向にあるイシューにまつわるオピニオンはバッシングを受けがちです。日本と比べて政治的オピニオン発信が多いことには同意しますが、だからといって「バッシングに晒されたりしない状況」なわけではないかなと。 象徴的存在はビヨンセです。2016年、彼女が国民的スポーツ中継NFLスーパーボウルのハーフタイムショーで(かつて警察を戦闘を繰り広げたイメージも持たれる)ブラックパンサー党トリビュ
・ボロボロだったハーフタイムショー 毎年のようにアメリカの歴代最大級レーティングを叩き出すNFLスーパーボウルですが、ミュージシャンが出演するハーフタイムショーに限ってはこの2年混迷を極めてきました。 《参考》 政治的緊張のもととなったのは、大統領すらも言及した、コリン・キャパニック選手にまつわるNFLの人種問題。2019年には、NFLより出演を求められたスターが次々と拒否しつづけたことで、20番目の候補とされるMaroon5に決定した結果、前年ジャスティン・ティンバーレイクに引き続き不評に終わっています(彼らの場合、ソリストのスーパースターがド派手に魅せまくった2010年代の同ショーの色や規模に合わなかったことが最大の要因に思えますが)。こうした政治的緊張によるグダグダを上の記事で紹介したわけですが、このあとプロット・ツイストが起きまして、2018年の出演オファーを断ったヒップホップおよ
映画『パラサイト 半地下の家族』、ポン・ジュノ監督が明かす種明かし、および筆者とオンラインの考察をリストアップ。 走り書きな上、韓国語ソースはredditに投稿された英訳を参照しているため、信頼度は低いです。 ※ 監督側よりネタバレ禁止令が轢かれている作品のため、上映期間中はSNS等での(ネタバレにあたる)本文引用はお控え下さい ※ 結末までネタバレしています ※ 鑑賞前の予習としてはkonestさんの解説記事がおすすめです 参考資料: GQインタビュー, 監督トークショーレポ, NYT評, reddit, reddit2 (2019年1月14日更新: 他サービスのサムネイル部分ネタバレ防止のため、トピックの順番を変更しました) 【※以下ネタバレ】 ・ギジョンが歌う曲 reddit考察: ギジョンがインターホンの前で口ずさむリズムは韓国で広く知られている"Dokdo Is Our Land
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