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2024.06 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.08 三浦GPSチームとの決勝戦を迎えるにあたって、山本さんとの事前の作戦会議はなし。ただ舞台の袖口で「今まで通りでいきますけど、勝算は薄いです」というような事は話していた。普通に考えて三浦さんと自分ではかなり差があるし、GPSにしても悪手を指したところを今まで見たことがなかったから。 対局が始まって序盤の作戦は角換わりで行くことに。1局目は矢倉、2局目は横歩取りだったので決勝は角換わりで行こうと思っていた。この辺はやはり「魅せる」ことも頭に入れての毎回違った戦法選択だった。 また解説が森内名人、特別ゲストに谷川会長に来て頂いていて、角換わりやりたいなと思うのは自分としては必然だった。奨励会時代から両永世名人のタイトル戦の将棋で勉強してきた自分に
2023.12 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.02 電王戦タッグマッチの3局を振り返ります。何を考えてどういう基準で指し手を選んでいたか、気持ちで指していたか伝わればいいかなと思います。 1局目は抽選の結果、午前中から阿部習甦ペアとの対局に決まりました。 先手番から相矢倉に誘導してがっちりした将棋になるも、玉頭から仕掛けていったのは完全な独断で、戦いが始まる前に「こうやるとこう進むと思うんだけど、(10手先くらいの局面は)ポナンザの点数は何点くらい?」って感じで開発者の山本さんに聞いたら「マイナス100点~くらいですかね」と返事が返ってきて、「そうですか。でも仕掛けるって決めたんで」聞く耳持たずの無理な仕掛けだったようです。 迎えた下図↓ この局面でのポナンザの推奨の1手は▲7六銀で、確かそ
2023.12 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.02 31日に行われた電王戦タッグマッチ、ご視聴頂いた方々、ありがとうございました。 結果は優勝というもので、戦前には思いもよらない結果でした。 今は暗く覆われていた雲がどっかにいたような気分です。 しかしながら出場するにあたって、実は色々と考えることがありました。 ペア将棋、持ち時間切れ負け、電王戦出場棋士5名でのトーナメント、一日での詰め込み度。 何故5か月前に負けた自分が出るのだろうか。 寝れず食えずの日を経て、どうしてペア将棋で戻ってくるのだろう? 切れ負けルールって、コンピューター大会そのものだからコンピューター主導ということなのだろうか。 だとすればそこにある将棋は一体誰が指したものだろう? 初めての試み、お祭りみたいなものだから気楽
2023.12 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.02 自分が奨励会に入会したときから19年の歳月が経って、今年は師匠の気持ちがようやくわかる年となった。 1か月半前、弟子の奨励会試験を受けさせるかどうか考えていた。お世話になっている指導棋士の方や研修会幹事の先生の話を聞いたのをまとめてみると、「力はあるけど今年はどうかな、じっくりと来年でも。」といったニュアンスだった。それでも本人が奨励会試験を受けるため頑張っているということは知っていたし、プロ棋士になりたいという強い意志を持った子だということも知っている。 なのでとりあえず1局指して確かめたい、それが棋士として思うことだった。 香落ちで指して、結果にかかわらず内容で決めようと思ったその将棋は、聞いていたよりもしっかりした序盤、ねじり合いにな
2024.11 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2025.01 ここ数日、師弟というものについて考えていた。 自分のことを話すと、師匠に出会ったのが9歳のときで、師匠は現役引退間近、もうすぐ60歳というときだったかなと思う。親子の歳より離れていた。 将棋は奨励会に入るまで、4枚落ち~香落ちまで3年間教わった。ただ教室の会員ということで、他の会員の方と同じように月謝と回数券買って教わってた。 奨励会入ってからは、1局も教わることはなく、「しっかり研究しろ」と口すっぱく言われていて、自主性に任されていたんだと思う。ただ、奨励会に入ればもうプロの卵、自分でやらなきゃ絶対に抜け出せない世界なのはすぐにわかった。 将棋界はよその世界の師弟関係と比べて、技術的な受け渡しなどはほとんどないように思う。 あっても奨励会
2024.06 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.08 ipodという、移動しながら音楽が聴けるものがあるらしい。 携帯電話で音楽を聴けるものもあるらしいけど、携帯は電話とメールと将棋見れればそれ以上の機能はいらないので興味なし。 というわけでiPod買いに行ってきました。 ヨドバシカメラのiPodと思われるモノがたくさんあるコーナーを見つけて、なぜ1つ1つ値段が違うのかもわからないまま目についたの買いました。わからないなら店員に聞けよと思われるかもしれませんが、そういう性格なので仕方ないです。 家に帰ってすぐ開封・・・はせず、3、4日放置、カレーの要領です。iPodに詳しい友人を家に呼んで、その時にPCに繋いでもらおうと思ってました。 数日後に家に来た友人に、早速iPodに曲を入れてもらえるよ
2024.11 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2025.01 あっという間に終わった、という感じがする。 期間中の毎週の土曜日も、対局者の持ち時間がなくなっていくのと同じように、時間が早く感じた。 5局目のGPSは強かった。それまでの1~4局目とは明らかに違って感じた。実際ボンクラーズとの評価関数では食い違っているところが多々あったみたいだけど、結局はGPSは圧倒的に正しかった。 5局を通して、人間との考え方の違いや、人間の弱いところ強いところも見て頂いた方にも伝わったと思うし、面白かったのではないかと思います。 負けた結果は勿論変わらないし、それだけを受け取ったら辛いんだけど。 それだけじゃなかったから、こんなにたくさんの方に見て頂けたんではないかと思います。 ありがとうございました。 これを部屋に
2024.11 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2025.01 誰にでも、先延ばしにしたいことや、問題に直面しないで逃げたいことだってある。 いくら女々しいと思ったって、少し時間が経てば傷はかさぶたになって、少しくらい風が吹いたって痛くなくなるもの。 だから、電王戦対局の1週間後、4月7日の子供スクールは他の講師に代わってくれないかと何人かにメールした。 そもそもそういうことが有り得るなら、「最初からその日はスクールの日程ずらしておけば良かったじゃん!」と思うかもしれないけど、 猪木じゃないけど「やる前に負けること考える奴がいるか!ばかやろー!」な訳で、 だけどメールの返事を待ってる時、ふいに「おまえはどこまで弱いんだ、ばかやろー!」的な感じになってきてた。 なんでかわかんないけど、なんで俺はこんなに弱
2024.11 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2025.01 コメントを承認制にしてからも、尚頻繁にコメントを頂いていて、 そんな中で、「電王戦をきっかけに将棋が好きになりました」「電王戦をみて、また将棋がやってみたくなりました」というような言葉を多く頂いて、嬉しく思うと同時に将棋の奥深さを感じました。 勝負の結果は2つに1つしかないけれど、それに取り組んだ人々各々に結果があって、同じように見てくれている人各々が何か感じて考えてもらえるということに、将棋の意義ってあるんだなって。 そして13日(土)に行われた第4局、塚田泰明九段とコンピュータソフト「Puella α」の対局は、引き分けという、将棋では極めて珍しい3つめの結果になりました。 塚田先生のこの将棋に対する執念が、引き分けを掴み取ったという一
2024.11 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2025.01 少しだけ、ここの記事を見てくれる皆様へ。 コメント欄を、一時的に承認制にしました。 自分自身が何か言われて、それを苦にしてダウンしたわけじゃありません。 ただ真意のよくわからない、他の棋士の方の名前を騙ったコメントなど、あまり平然と見過ごすわけにはいかないものもありましたので、そういう処置を取りました。 4月6日(土) 電王戦第3局、船江五段ーツツカナ戦が行われました。 どう言ったらいいか、同じ舞台で負けた人間がどう言えばいいのかわからないけど、自分はこの日までが戦いでした。 船江五段の、彼の将棋を見て、彼の魂が血を流すなら自分もそうでありたい、そう思う7日間と将棋だった。 当初は会館に行って検討に加わって見にいくつもりだった自分も、当日に
2024.11 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2025.01 10月9日に王座戦予選、小林宏七段との一局。 下図は相矢倉の矢倉から後手の自分が角損の猛攻をしているところ。形勢は駒損でも全軍で戦ってる後手が良い。 図の△7五桂が決め手に近く、先手陣は受けが利かない格好になっていた。 実戦は▲8六角△同飛▲同歩△6七角と進んで勝勢になった。▲8六角は攻防を含んだ手だが、ばっさり飛車で切って△6七角と打って受けなしになった。(△7八角成からの詰めろ) 対局後はそそくさと連盟を出た。元兄弟子の前田真周さんに会いにいく約束があったからだった。 家に帰って着替えて、再び電車に乗ってようやく到着したのは日付が変わる30分くらい前だった。 もう遅い時間だった。 奥さんとお母さんが見守ってくれる中、約2年ぶりの再会が、
2024.11 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2025.01 多くの方に「将棋」を注目して頂いて、でもそれが自分が負けたことが引き鉄になっていて、どうしたって悔しい気持ちにしかならない。 それでも色々な角度から興味を持ってくれた人に、そして対局開始からずっと応援、観戦してくれた人に、自分が今思ってることを率直に伝えたいと思います。 とにかく対局前より対局後の方が寝れないなんて、今までどれだけ将棋を指してきても記憶になく、頭の中が支配されたように他に考えることがないというのもありますが。 コメントでも頂いたんですが、「持ち時間を残しておかなかったのがミス」というような感想、考え方がありました。 すごく勝負に関わることで、そうしておけば勝負の結果は違ったんじゃないかと。 まず、それこそが、自分の実力不足で
2024.11 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2025.01 未だ体が震えてる。 どうしてか 悔しいかすらわからない。 終局後の記者会見のとき、第3局目の船江くんが次局に向けてコメントを求められて、 「今日のような感動的な将棋を指したい」 なんて言うけど、そんなことあるわけないから 「自分より船江くんは強いから、船江くんの将棋を指して欲しい」と言ったけど 彼がその場で思いついたお世辞なんて言う人間じゃないって知ってたから、本当はぐっと胸にこみ上げるものがあった。 そしたらブログにも、たくさんのコメントを貰ってて驚いた。 全て読ませて頂いたけれど 批判のコメント、当たり前だと思ってる。 負けたときには覚悟してたし、自分が将棋ファンなら同じ気持ちかもしれない。 これから頑張れ!って送ってくれた人もいて、感
2024.11 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2025.01 明日は電王戦第2局、ponanzaとの対局です。 1週間ってほんと早かった。 そして色々考えるにはたくさんの時間だった。 ともすれば、否が応にも真っ暗な闇に包まれそうになったりした。 水曜の夜だったかな、目ヂカラ氏から電話あって、「俺がおまえの立場なら今頃胃がキリキリしてるよ」って言われて。ああ、俺だけじゃないんだって思って、少しホッとして笑った。 「一寸先は闇」って言葉がある。 これは人生のことなんだと思う。 昨日まで当たり前だと思ってたことが、ある日いきなり崩れ去ったりもする。 永遠だと思ってたことが、明日には消えてなくなってることだってある。 突然訪れる不幸に、悲しみに明け暮れる日だってくる。 時には人は、そんな闇から逃げようともがい
2024.11 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2025.01 23日から、いよいよ第2回電王戦が開幕しました。 プレッシャーのかかる第一戦を制したのは阿部光瑠四段。 わたしもコールコールしました(笑) 将棋見てて、こーる君は天才だなと思いました。 将棋ってゲームの側面から考えて、必ず勝つコツがあります。 子供でも、幼稚園の子が将棋覚えて1年で8級になって8枚落ち卒業の子が希にいます。 勝手にコツ覚えちゃう、圧倒的に上達が早く、級が追いつかない。。 対コンピューター戦にもそういったコツがあるはずで、それをいきなり本番で発揮して、相手のいいところを全く出させなかったこーる君は、天賦の才の持ち主と言い切れます。 残念ながら自分には天賦の才はありません。 幼い日にはあったかもしれないけど、もう薄れちゃって見え
2024.06 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.08 現在、書店などで発売中の将棋世界4月号に、電王戦出場棋士へのインタービューなど載っています。 意気込みから秘策、自信は?という質問に自分は答えています。 興味のある方は是非将棋世界読んで頂けたらなと思います。 それと、今月21日にニコニコ生放送に出演させて頂きます。 人気漫画「3月のライオン」の監修をなされている先崎八段も出演予定です。こちらも興味ある方は是非ご覧になってください。 3月某日 表向きはなんの会なのかわからないが、ある集団5名から某場所へ呼び出された。 そのうち一人は「はっちゃん」というあだ名らしい。どうやら人造人間8号だとピンと来た。 俺には拒否権はない、来ないともう喋ってもくれないという。 また入国審査には高い肉が必要らし
2024.06 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.08 やっぱり好きだったよ、会長のこと。 普通、年齢制限ぎりぎりでプロになった奴に声かけないでしょ。 もっと有望な若手、成長株、いっぱいいるのにさ。 オレのこと「映画みたいな人生だな」ってさ、ほんと面白がって聞いてくれた。 バカが好きたっだのかな(笑) トップにいる人だから、そりゃ敵もいた。 後ろの分まで、敵を背負ってくれたんじゃないか。 尊敬の念とか、超えてる。 尊敬できるほど、そんなに近くないから。 ただ、60を過ぎた人で初めて、「この人と同世代に生まれてみたかった。」と自分は思った。 これはそうはいないよ。 一生で片手ほども出会えない。 きっと、次の名人が見れなくて残念だろうな。 けど、オレは知ってる。 次の、次の、名人かもしれないけど。
2024.11 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2025.01 9月28日の永瀬五段との朝日杯一次予選。持ち時間40分ということで、自分の形に持ち込めるように先後どちらでも作戦は決めて行った。 振り駒で後手番をひき、先手石田流に迷わず右四間飛車を採用。仕掛けてからお互いに自陣角を打つ難しい将棋になり、形勢は2転くらいするねじり合いとなり迎えた下図↓ 数手前から勝勢の局面となり、現局面は寄せに出ているところ。△35銀を受け▲27桂と受けた場面。読み筋は△36銀で、それで勝勢だった。次に△27銀成~△35銀と出れば終わりだし、何か実戦の中では▲36同飛△同角▲44香が目に映って嫌な気がしたけど、そこで普通に△44同銀でやはり勝勢だと思う。 実戦はここで△27同角成▲同玉△35銀▲43飛成と進んで、あっと言う
2024.11 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2025.01 東北大震災から1年が経ちました。 今日の記事は棋士とかでなく、ただの29歳の男子の投稿ということで。 今年の3月11日は子供スクールでした、初心の部から低学年、高学年の子供達計130人と講師スタッフみんなで黙祷を3回行いました。 自分が子供達に挨拶&黙祷から震災の話をしたのは高学年の部で、「黙祷終わり」と言ったあとも目を閉じて想いに耽っている子もいました。 子供達には、わたしが福島の避難所の体育館に行ってそこの子供達と将棋を指したことや避難所に居た子供たちの様子を話しまして、大変静かに聞いてくれました。 大地震が起き、津波、原発などの二次災害の中で、震災以降テレビや新聞で多くの人の議論の的になったのは原発についてだったと思います。 大地震と
2024.11 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2025.01 14日(土)に行われた電王戦、米長永世棋聖vsボンクラーズはボンクラーズの勝利。 中継見ていた方はわかると思うのですが、駒がぶつかってからは圧巻でした。 米長会長が、「2手目△62玉はコンピューターに対しては最善手」と会見で語ったそうですが。それを聞いても現役の棋士全ての人が2手目△62玉は指さないでしょう。 △62玉は現役を退いて10年近くの年月が経っている人間としての勝負手だったと思います。 現役のときの米長先生の強さだったら、相手の得意形に組ませてやっても力でねじ伏せる将棋だったわけですから。 だから今の現役棋士が△62玉は指さない、指したら失格(笑)。現役のときの米長先生なら指すわけないし、誰しも棋士なら真っ向勝負で行くでしょう。
2024.07 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.09 今アサヒビールの缶に付いている赤いシール、そのシールを集めると素敵な賞品が必ず貰えるらしい。 それを知ったのが先週の週末。 コツコツ溜める、のは得意じゃない。 けれども、好きな人の為と思えば楽々できる。 そう、これはわたしの好きな女性のAさんが欲しがっていたので、こっそりビールを買い込んでシールをペタペタしてたのです。家で寝る前にシールをペタペタしてたのが、まぁ些細な幸せでしたね。 あっという間にこんなん↓ 応募の締め切りもあるので今日シールを渡しました。 ただ一つだけ、わたしは昨日聞きたくない、信じたくない噂を聞いていたのです。。 それは、Aさんには彼氏がいるということ・・・。 意気地がないから面と向かってなかなか聞けず、結局メールで聞い
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