”厚生労働省は国民の健康をないがしろにしてけしからん”、”農林水産省は食品の安全安心を何と心得ているか” かくのごとく,役人は,年がら年中、国民の皆様からお叱りを受ける. 馬鹿もいいところだ.役人ではない.国民の皆様の方がだ. どんなに役人を非難しようと,蛙の面に水もいいところなのに,それに全く気づいていないからだ。彼らは,自分達への非難を,喜々として愛の鞭を承っている。なぜなら、役所の存続に寛容だからこそ、”仕事をやらないのはけしからん”と言ってくれているとわかっているからだ。 ”役所は機能していない、かえって邪魔だから→役所はいらない”という声でさえ、どこまで本気か疑わしい。やれるものならやってみろと,役人は思っている.こんな重労働,責任の重い仕事を,こんな少人数,安月給で,自分達以外に一体誰がやるというのか.そう思っている. 彼らが恐れるのは,口先だけの腰抜け連中ではない.行政なんか