昨年までゼロだったが、今年は既に96頭。中国では、企業や資産家が主催する競馬が行われ、富裕層の間で乗馬やポロが人気という。国内取引が減り続ける北海道などの馬産地は、新たな販路として期待を寄せている。 日本軽種馬登録協会(東京)によると、国産競走馬の輸出先は、これまで韓国、シンガポールが主で、中国の実績はなかった。 初めて中国人が国産競走馬を買い付けたのは今年3月。競馬国際交流協会(東京)などによると、中国吉林省で牧場や乗馬クラブを経営する会社が、北海道内の生産者から、レース経験のある6〜8歳馬を中心に50頭購入した。同社は10月にも28頭を買い付け、来年は30頭を買い増すという。