ちきりん:経済的な格差について、政権与党が自民党から民主党に変わって、少しは良くなったと思いますか? 赤木:どうでしょうか……。民主党に投票した多くの人は「昔のような日本にしてくれ!」といった思いがあったのではないでしょうか。例えば「経済成長すれば世の中は良くなる」と思っていたりする。絶対にそんなことはあり得ないんだけれども、それを望んでいる人が「民主党に投票した」という印象がありますね。「自民党のほうがいい」「いや民主党のほうがいい」という話ではなく、国民の多くが望んだことは高度経済成長時代の日本だったのではないでしょうか。 ちきりん:確かにそうかもしれません。 赤木:しかし日本経済が成長を遂げても、そこに労働力を吸収することはできません。これからは企業が高付加価値なモノを生み出そうとすればするほど、労働力は減らされていきます。なぜなら人間は機械やPCといったモノに置き換えられてしまうか