ソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」が1994年12月3日に発売されてから30年が経った。PSは現行機である「5」までの歴史の中で、当初は玩具として扱われていたゲーム機を、性能アップやインターネットとの融合により、大人も楽しめる娯楽に進化させた。だが当初、ゲーム業界では新興のPSが成功できるか、懐疑的な見方が強かったという。ゲームメディア「ファミ通」によると、歴代PSで販売本数の多いゲームソフト上位10タイトルのうち、「ファイナルファンタジー(FF)」と「ドラゴンクエスト」が計7本を占めることから、PSが大きなシェアを奪った原点は、それまではいずれも任天堂のゲーム機向けに独占的に販売されていた両シリーズを〝獲得〟できたことにあるといえそうだ。 【画像】東京ゲームショウで公開された「プレイステーション5プロ 30周年アニバーサリー リミテッドエディション」 ■3DとCD-RO