とかく限界ギリギリのスペックが求められる軍用機には、しばしば一線を超えてしまった機体が存在します。ここでは戦闘以前に飛行そのものが命懸けだった、これら「殺人機」たちについて簡単に紹介します。 アメリカ編 カーチス SO3C シーミュー 機種区分:単発・複座水上偵察機 アメリカ航空史上最悪の水上機。空力設計不良による安定性・操縦性不足に加え、非力なレンジャー V-770 エンジンの信頼性は絶望的で飛行中のエンストが続出。多くはラジコン標的機に改造されたという。 ボート F4U コルセア 機種区分:単発・単座艦上戦闘機 第二次大戦中最高の艦上戦闘機と評価されるコルセアだが、長い機首による前方視界不良、大直径プロペラと逆ガル翼の生み出すトリッキーな空力特性により、若い搭乗員が着陸・着艦事故を頻発し「少尉殺し(Ensign Elimnater)」の異名を取った。 カー