愛知県豊橋市は26日、生活保護受給者が追加で受け取れる障害者加算の認定を誤り、平成元(1989)年以降、25世帯に計約1530万円を過大に支給していたと発表した。市は時効に掛からない過去5年分の約880万円について返還を求める。 障害者加算は、障害の程度によって月額2万4470円か1万6310円が支給される。 障害基礎年金や身体障害者手帳の等級から支給額が1万6310円となるはずの精神障害者と知的障害者について、誤って精神障害者保健手帳や療育手帳の等級に基づき2万4470円支給するなどしていた。 6月に障害年金と療育手帳の等級がある受給者について、どちらに基づき認定すべきか疑問を持った職員が県に確認し、誤りが発覚した。元年以前も認定を間違えていた可能性があり、調査中という。 また平成23年以降、職員が障害年金などの等級を見落として、受給資格がある2世帯に計約123万円を支給していなかったこ