内容 1.「宗教」抜きで語れないアメリカの政治と社会 2.今でも根強くある中絶反対論 3.トランスジェンダーの壮絶な実態 4. トランスジェンダーのトイレ利用問題の変遷 5.焦点は連邦政府レベルから州政府レベルへ 6.増えるトランスジェンダーのトイレ使用制限 7.方向転換を決めたトランプ大統領 8.トランスジェンダーのトイレ利用を巡る司法長官と教育長官の確執 9.反LGBTQ法の動きと「宗教の自由」 10.英語のトレビア:”bathroom”と”toilet”の違い 《追記》最高裁はギャビン・グリム裁判の差し戻しを決定(3月12日記入) 1.「宗教」抜きで語れないアメリカの政治と社会 日本人にとってアメリカのことで一番理解しにくいのは、「政治」と「宗教」の関係ではないだろうか。アメリカでは「政教分離の原則」が憲法修正第一条で規定されており、宗教が政治に影響を及ぼすことはないと考えられる。し