ワシントンで23日、ボーイング幹部らを招いて開かれた米国家運輸安全委員会(NTSB)の公聴会=山川一基撮影 【ワシントン=山川一基】航空機事故などを調査する米国家運輸安全委員会(NTSB)が23日から、米ボーイング787型機のバッテリートラブルについての公聴会を開いた。同社幹部は、新たに設計したバッテリーについて「故障しないとの保証はないが、大事故につながらない仕組みになっている」と述べた。 バッテリートラブルが相次いだ787は今年1月以降、米連邦航空局(FAA)や日本の国土交通省などの判断で運航が止まっている。FAAは改良バッテリーの設計を承認し、今週にも運航再開を認める。NTSBはこうした動きとは別に事故原因の調査や、バッテリーの承認手続きの検証などを進めている。 23日の公聴会でボーイング幹部が、改良したバッテリーは内部でショートが起きても影響が拡大しないための多層の安全対策が