モノやサービスの価格は世の中の変化を敏感に映し出します。値動きの理由を深掘りすると、景気や暮らし、世相が見えてきます。コラム「価格は語る」は、身近な価格の話題から、経済の今に迫ります。牛丼価格、ワンコインはモゥ限界？デフレの象徴といわれた牛丼ですが、ここ数年、大手チェーンは断続的に店頭価格を引き上げてきました。ワンコインで食べられる日はいつまで続くでしょうか。食材原価の変化を、独自に試算し
経済産業省所管の研究機関である産業技術総合研究所は、米エヌビディアと協力して量子計算ができるシステムをつくる。2025年度以降に企業や研究者が有償で使えるようにする。量子計算は高速で複雑な計算処理が可能で、創薬研究や物流の効率改善につなげる。産総研がスーパーコンピューターと量子コンピューターをつなげた計算基盤「ABCI-Q」の運用を始める。量子コンピューターは単独では計算ミスが多い課題がある。
▼量子コンピューター 「量子力学」と呼ぶ物理学の理論を応用した次世代の計算機。概念は1980年代初めに登場し、99年にNECが世界で初めて「超電導量子ビット」を実現したことなどを受けて研究が前進した。素材や薬の開発、金融など様々な分野において、スーパーコンピューターにとっても困難な問題を超高速で解く可能性を秘める。半導体の性能向上を支えてきた「ムーアの法則」の限界が意識され、2010年代に従来
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