塩裁判の帰趨自体は個人的にはさほどの関心を持っていません。基本的に法律論は比較的知識がある労基法でも鬼門ですし、刑訴法になるとなおさらだからです。塩裁判で興味があるのは、ただ1点、重症のMDMA中毒に対する治療の医学的見解です。検察側も被告側も医師の証人を立て、証言を行っています。どうしても検察側、被告側と言う立場での証言になることを割り引いても関心が高くなります。 ここで注意しておいて欲しいのですが、検察側・被告側の証言のソースは産経記事です。ですのでこの記事自体にどれほどの信用性が置けるかの問題は常に残ります。編集権の問題もあり、また証言を聞いた記者の理解力の問題もあります。ただ他にソースがないので、産経記事に基いての分析にならざるを得ないのは御了解下さい。言い換えれば私の論評もソースの信用性程度にならざるを得ないと言う事です。 検察側証人の証言の分析は前にやりましたが、私が読んだ限り