漁獲量を大幅に上回る熊本県産のアサリが販売されていた問題が発覚し、産地表示のルールが見直されたことを受け、農林水産省が先月、全国のスーパーなどで販売されているアサリについて調査したところ、熊本県産と表示して販売していた店舗の数は実際の漁獲量から推定される数と大きく変わらないとみられると発表しました。産地表示が適正化してきているとしています。 農林水産省は、全国のスーパーなどおよそ1000店を対象に、先月、アサリの産地表示の状況を点検する調査を行いました。 その結果、国産と表示されたアサリを販売していたのは392店で、このうち熊本県産と表示されたアサリを販売していたのは20店だったということです。 去年10月から12月にかけて行った調査では熊本県産と表示されたアサリを販売していたのは661店ありましたが、農林水産省は今回は実際の漁獲量から推定される数と大きく変わらないとみられるとしています。