アリドネパッチ発売1周年記念講演会でアルツハイマー病の治療について講演しました。 昨年末より本邦でもアミロイドβをターゲットとした治療ができるようになりました。こちら。lecanemabに続き、donanemabも使用可能になりました。 いずれも初期アルツハイマー病が対象ですから、いかに早期に専門医療機関を受診するかが鍵です。アメリカでは健康診断で認知症のチェックをするので家族の相談が早いのですが、日本は介護保険導入時が多く、認知症診断時期が遅い。こちら。東京労災病院がある大森では、大森医師会が認知症検診を行っているので、lecanemab対象患者のほとんどが紹介患者です。当初いかに軽度の認知症を集めるかが課題でしたが、私たちは懸念材料がひとつ減りました。 ご紹介いただいたら、正確に認知症の診断をしなければなりません。lecanemabの治験でもdonanemabの治験でも、治験に参加する