テニスの全米オープン女子決勝で、セリーナ・ウィリアムズ(米国)に対してペナルティーを科したカルロス・ラモス主審(ポルトガル)への処遇と対応を巡って、国際試合を担当している審判たちが激怒。リチャード・イングス元審判(オーストラリア)は米スポーツ専門局ESPNの取材に答え「我々はWTA(女子テニス協会)に見放されて混乱している。審判たちは自分が“次のラモス”になるのではないかと恐れている。普段は見られない判定を下すと、誰も助けてくれないとさえ感じている」と、批判にさらされているラモス氏への支援の少なさにいら立ちを隠せなかった。 【写真】人種差別と批判を浴びているセリーナ・ウィリアムズの風刺画 英タイムズ紙も「審判たちの間には、USTA(全米テニス協会)からの支持は得られない、という思いが強まっている」と伝え、「ラモス氏は自分の仕事をしたために狼の群れの中に放りだされた」と論評。さらに同紙は匿名