サンタクロースでつくる業界団体「世界サンタクロース協会(WSCA)」は22日、暗号資産(仮想通貨)をマイニング(採掘)する施設を来年1月から稼働すると発表した。完成した20棟を皮切りに、北極圏全体に拡大する予定。プレゼント代や配送にかかるトナカイ件費など運営資金を確保するためとしている。 WSCAは今年初めから北極圏の氷上に「マイニングファーム」と呼ばれる暗号資産採掘施設の建設を開始。約5千台の高性能なマイニングコンピューターが、代表的な暗号資産のビットコインを24時間体制で採掘する。採掘に必要な電気は再生可能エネルギーを使用。トナカイをベルトの上で走らせて発電する。また、コンピューターから発生する大量の熱の冷却処理に、北極の氷を利用することで効率的に運用できるとしている。 WSCAが採掘事業に注目した背景には、昨年明るみに出たクリスマスパーティー券問題がある。パーティー券収入を所属サンタ