1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/03/28(土) 20:43:17.31 ID:jVBRPo/YO もし違う高校を選んでいたら、俺はどんな風にこの時間を過ごしていたのだろうか。 入学式という名のつまらん長話で構成された儀式で意識を鈍らせつつ、ふとそんなことを思った。 この世界のどこかの高校には、腹を抱えるほどトークの上手い校長先生がいたりするのかね。 そして今、この教室は至ってありふれた自己紹介タイムの真っ只中にあるのだが、 この世界のどこかのクラスには、頭を抱えるような電波話を発信し始める新入生がいたりするのだろうか。 まあ仮にそうだとしたら、この組ではこのまま平穏無事に終わることを願わずにはいられないが。 だが、それらは全て仮定の話で、俺はこの学校を選び、この組に選ばれた。思うに人生とは選択の連続だ。 選択肢の先は複雑に絡み合った根っこのように広が