時に 人が通る、それだけ 三日に一度、あるいはいつか、十日にひとり、ふたり、通るという、 それだけの------ ----- それだけでいつも 峠には人の思いが懸かる。 そこをこえてゆく人 そこをこえてくる人 あの高い山の あの深い木陰の それとわからぬ小径を通って 姿もみえぬそのゆきかい 峠よ、 あれは峠だ、と呼んで もう幾年こえない人が 向こうの村に こちらの村に 住んでいることだろう あれは峠だ、と 朝夕こころに呼んで。 ■ 分水嶺辞典・目次 ・「○○編」をクリックするとフレーム版で表示します。峠名をクリックすると直接そのページを表示しますので、フレーム非対応のブラウザをご使用の方はこちらを御利用ください。 | 全リスト(行政ラベル)| 全リスト(水系ラベル) | 全峠リスト| | 北海道編 | 中央分水界 [ 宗谷岬〜宗谷丘陵〜北見山地(函岳)〜石狩山地(三国山) ]