ライブドアでも話題のMSCB(転換価額修正条項付転換社債)やMPOですが、世の中のみなさんの理解としては、どうも、(かなりファイナンスにお詳しい方まで、) 「MSCBを引き受けているのは海外のヘッジファンド等の投機的な投資家達で、こいつらは、MSCBの転換価額下方修正条項を利用して、会社の既存株主に損害を与えるのも顧みずに株を空売りして売り崩してきやがる。」 すなわち、 「『MSCBの発行=株価の下げ要因』であり、MSCBは既存株主の損失の上に成り立つ『悪のファイナンス』であって、取締役会決議のみでの発行は、有利発行で商法違反の可能性すらある。」 という観念が強いのではないかと思います。 しかし、このブログでもMSCBの特性についていろいろ検討してきましたが、まとめると、 ・MSCBは、引き受け手の行動次第で毒にも薬にもなる「諸刃の剣」であるが、必ずしも「下げ要因」とは限らない。「いい」M
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