10月17日、制約のないグローバル化時代の終焉は、世界経済にとっては差し引きでマイナスとなる。写真はカナダ・バンクーバーの港に積まれたコンテナ。7月20日撮影(2023年 ロイター/Chris Helgren) [ロンドン 17日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 制約のないグローバル化時代の終焉は、世界経済にとっては差し引きでマイナスとなる。景気の悪化、世界的なパンデミック、戦争の勃発が国際的な商取引に打撃を与えた。地政学的な緊迫により新たな関税と国家主義的な産業政策が生み出された。総合的に見ると、脱グローバル化のプロセスは経済の効率性を低下させるだろう。それでも一部の国や、コモディティー分野と製造業の労働者は恩恵を享受しそうだ。 グローバル化は驚異的な結果をもたらしてきた。世界貿易機関(WTO)によると、過去70年間で世界の貿易量は45倍に拡大、世界経済の規模は14倍に膨らん
安全性などに問題がある高速道路の暫定2車線区間。会計検査院はそれにより「巨額な損失が出ている」としますが、日本は「暫定2車線の国」としても過言ではないのが現状です。 日本は「暫定2車線の国」? 対面通行の安全性などに懸念がある高速道路の「暫定2車線区間」。最近それについて、お上の動きが急です。 今年2015年10月には、会計検査院が「暫定2車線の高速道路による損失は巨額である」という分析結果をまとめました。それによると、対面通行での正面衝突事故による損失はここ10年間で300億円以上。制限速度が70km/hと低いことによる経済損失が175億円とのことです。 中央線にプラスティックポールを立てただけの暫定2車線道路(2015年8月、清水草一撮影)。 暫定2車線の高速道路は現在、約2400km。うち1750kmが、中央線にプラスティックポールを立てただけの対面通行です。日本の高速道路総延長約1
経済学が、うさんくさい。 ネットで見かける経済学者の態度が偉そうだとか、オレサマ経済理論を振りかざす連中の断定口調が気に入らないとか、そういうのをさっ引いても、経済学そのものに不信感がある。何か騙されているような感覚がつきまとう。 この記事では、『経済学のどこが問題なのか』(ロバート・スキデルスキー、名古屋大学出版会、2022)をダシに、経済学そのものが抱える問題について、以下の構成で考察する。 ・自然科学の体裁としての数式・モデル ・現実との乖離の埋め方 ・経済学の何が問題か ・経済学のうさんくささ、クルーグマンは知っていた ・もし経済学者が馬だったら ・行動経済学の罪 ・経済学者への処方箋 ・経済学者は謝ったら死ぬのか 自然科学のフリをする経済学 例えば、経済学者が説明するグラフやモデルだ。 数式やパラメーターが出てくるので、自然科学の体(てい)を成しているように見える。パラメーターを
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