2022年、大ヒットした映画『トップガン マーヴェリック』。実は、この作品の撮影に、日本のメーカーが製造した「カメラのレンズ」が使用されました。そのメーカーとは、神奈川県川崎市に本社、そして 福島県の会津に工場がある、株式会社シグマ。商品企画を担当された、若松 大久真さんにお話をうかがいました。 レンズメーカーのシグマは、創業以来、写真用のカメラのレンズをメインに作ってきました。映画をはじめとする動画用のカメラのレンズ=シネマレンズを最初に発表したのは、2016年のことでした。 「一般的な写真のカメラ用のレンズとは違って、映画撮影のプロが使うために作られていて、そのために様々な部分が最適化されているようなレンズのことをシネマレンズと言います。例えば、一般的なカメラ用のレンズっていうと自動でピントを合わせる、オートフォーカスとか、そういった機構があると思うんですけど、映画のプロは全て自分の手