北海道を襲った台風による大雨の影響で、ポテトチップスがピンチだ。カルビーはポテトチップスの新商品4品の発売を延期、「コイケヤ」ブランドを展開する湖池屋も北海道の工場が被災、「わさビーフ」で知られる山芳製菓も生産抑制を余儀なくされそうだ。 ジャガイモの約75%を北海道産に頼るカルビーは、原料に使うジャガイモの生産量不足が見込まれるとして5日発売予定だった「ア・ラ・ポテト」の「うすしお味」と「じゃがバター味」を10月3日に延期した。9月12日にコンビニエンスストア限定で売り出す予定だった2品も10月10日に先送りするが、商品名は公開していない。 湖池屋は、製造委託している北海道南富良野町の工場が浸水被害を受け、ポテトチップスの生産再開のめどが立っていない。自社工場で代替生産するが、一部製品を出荷調整する見通しだ。 また、山芳製菓も仕入れ予定の北海道産ジャガイモの収穫量が3割ほど減ると予想。取引