タイトルを「Cloud ComputingとCOBOLについて」としましたが、本当は「新技術とレガシー資産」が書きたい内容です。メインフレーム、ミニコン、PC、携帯端末、と進化し現在Cloud Computingという形態への移行過程にあるのかもしれません。Cloud Computingの考え方自体はこれまでに幾度も提案されており、今回やっと実現に近づいただけのように思います。例えば随分昔のことですが、電話の交換機をコンピュータ化し分散OSのようなものを動かして、電気のようにコンセントに端末をつなげばどこからでもいろいろなサービスが利用できるようになる(そういうシステムを作ろう)という未来の話を聞かされました。こういった技術進化の話はエンジニアとしては楽しい話題なのですが、忘れるわけに行かないのがレガシーシステムです。 レガシーシステムというのは大昔のシステムではなく、現在稼動中のシステム