これが「美味しんぼ」(初期のころね)なら、「かわいそうに。本当の1600万画素を見せてあげますよ」と懐から取り出されてもおかしくなさそうなカメラの登場である。何はともあれ、これを見るのである。 上は同じシーンを2台のカメラで撮影し、等倍表示したもの。 左がシグマの「SIGMA DP2 Merrill」(以下、DP2M)、右がソニーの「NEX-5N」。どちらも約1600万画素。どちらもセンサーはAPS-Cサイズ。どちらもF5.6で統一。どちらもRAWではなくJPEGで撮ったままのもの。 NEX-5Nの方は単焦点じゃなくて標準ズームレンズなのでその分不利だけれども、左右を見比べればどっちがディテールまでしっかり表現されているか、一目瞭然(りょうぜん)だ。正直、ここまで差が出るとは、って感じである。この違いを生んだのが、撮像素子の差なのだ。 SD1と同じセンサーを搭載したコンパクト機 シグマから