11日の地震の揺れで、県庁舎のコンピューター室にある複数のサーバーが転倒してダウンし、県の約200の課や出先機関がサーバーを通してそれぞれ部内で共有する事務データが最長で6日間、使えなくなっていたことが分かった。一部データは復旧が困難という。 コンピューター室にはほかに県のホームページ管理や県税徴収にかかわる税務システムなど、県民の対応業務に関係するサーバーもあったが、倒れずに済んだという。県情報システム課の伊東祐治課長は「内部データが使えず、職員の業務に不自由は生じたかもしれないが、窓口業務など県民への直接の影響はないと考えている」と説明する。 地震で倒れたのは、各課などがそれぞれ事務データを保存し、部内で共有するサーバー。児童相談所や土木事務所などの出先機関もこのサーバーを使用している。課や出先機関によって共有するデータは違うが、統計資料や議会の答弁資料などがあるという。 サーバーは棚