引きこもりの若者を支援するインターネットの交流サイト「ひき☆スタ」を神奈川県が開設した。アニメ調のオリジナルキャラクター、星すずはりと星こゆるぎの姉弟を案内役に、引きこもりの若者が悩みを書き込んだり、引きこもり経験者へのインタビューを読んだりできる。 5月29日のオープンから4日間で1890件のアクセスがあった。「どうしても親と向き合う気になれない」「親が死んだら引きこもれなくなるので困る」などの悩みがつづられている。 自宅にこもる若者に支援情報を届ける手段がない中、こうした若者のネット利用時間が長い点に着目。県などが実施する相談事業や就労支援などの情報もサイトに掲載し、社会と関わりを持つための糸口となる場を提供する。 県が今年度予算で220万円を計上し、町づくりNPO法人に委託。県と町づくりNPO法人、引きこもりの経験者や支援団体で構成する運営委員会が運営している。