この項目では、経済学用語について説明しています。 不労所得者については「不労所得」をご覧ください。 交通機関にただ乗りする者については「不正乗車」をご覧ください。 経済学におけるフリーライダー(英: free rider)とは、資源、公共財、コモンプール資源(英語版)の恩恵を受けている人々がその対価を支払わない、あるいは支払いが不十分である場合に発生する市場の失敗の一種である[1]。公道や公共図書館、その他のコミュニティ性の高い財やサービスがその例である。フリーライダーは、コモンプール資源に対して料金や通行料、あるいは間接的に税金を支払わずに利用することで問題となる。その結果、コモンプール資源は過小生産、過剰利用、あるいは劣化する可能性がある[2]。さらに、人々は本来協力的であるという証拠があるにもかかわらず(向社会的行動)、フリーライダーの存在によって協力が損なわれ、フリーライダー問題が